2007年4月30日月曜日

【輝く風】強く生きる木


LAU HALA(PANDANUS)のように見えるが、そうだろうか。
木の種類はさておき、
マウイ島の北側をドライブ中に見つけた、険しい崖の中腹で活きる木。
海を見下ろしながら、孤独に耐え、踏ん張っている姿は、
尊敬と哀れみと羨望をごちゃ混ぜにした複雑な気持ちにさせられる。
この木がもし男性だったら、かっこいい生き方だとも思ったりする。

さて、今日で吉祥寺伊勢丹での写真展が終わりました。
こ来展頂いた皆様、有り難うございました。

次回は、5月9日から14日まで、伊勢丹相模原店で開催します。
本ブログには載せていない作品も数多く展示する予定です。
オリジナルプリント作品をまだご覧になっていない方、是非どうぞ。
そしてお気軽に声を掛けてください。
お待ち致しております。

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2007年4月27日金曜日

【 Hawaiian Plants】Water Lily



ハワイでは淡水池などでよく目にするウォーターリリー。
日本の蓮と良く似ているが、細く多弁な花びらの色は
ホワイト、ピンク、オレンジ、パープル、ブルーと多様である。

花の中心部はどれも鮮やかなイエローをしていて、
プルメリアやハイビスカス、アンスリウムなどの
トロピカルな花にも負けないくらいの強い存在感がある。

昼間は花びらを全開にして咲き、夜は蕾の状態にもどるが、
朝になると再び開花する。

このブルーとピンクのウォーターリリーは、
同じ池に同時に咲いていたものだ。

僕にとってはどうしても見過ごせない、大好きな花である。

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2007年4月25日水曜日

【お知らせ】今日から写真展

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伊勢丹吉祥寺店・本館7階・クローバールーム
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4月25日〜30日・10:00〜19:30




この機会にご高覧いただけたら幸いです。

ISETANホームページ
ハワイ州観光局

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2007年4月24日火曜日

【輝く風】朝の蒼い小花たち


朝の光を浴びて、キラキラと嬉しそうな蒼い小花たち。
庭に面したラナイから見えた雑草のような草花だが、
普通っぽいさりげなさが、なんとも言えずイイ。

小鳥のさえずりと、微かにきこえてくる波の音。
朝露に濡れた緑が香り、風は椰子の葉をサラサラと揺らす。

こんなに気持ちのいい朝の空気を吸いながらの朝食・・・
いくらでも食べてしまうんだよね、美味しくて。

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2007年4月22日日曜日

【 Hawaiian Plants】パンとショウガ


僕の大好きなウル(パンの木)と、
その手前に
真っ赤なインディアンジンジャー(だったっけ?)。

しかし凄い色の組み合わせ・・・。

ある家の庭先で実際に見つけた光景なのだが、
こういうシチュエーション、
すごくハワイっぽくていいと思う。
なんとなくドラマティックで、
「Bread and Ginger」な〜んてタイトルがピッタリ来るね。

で、ちょっと遊んでみたのがこれ。↓


こんな表紙の本、どうかな?
中身はなにもないけど・・・・
表紙だけ見るとなんとなく開けて見たくならない?

今のはあくまでもお遊びだけど、
実は現在、写真集を企画中です。
去年まで僕は「まだ早い」と言い続けて来たのだが、
「そろそろ出版してもいいんじゃないの」という
周囲の声に押されて、具体的に動き出しました。

じっくり練って、納得のいく物を創りたいと思っています。

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2007年4月21日土曜日

【輝く風】ラニカイの十五夜


9月の満月の夜だった。日本では十五夜である。

どうしてもモクルアアイランズの間から昇る
フルムーンを撮りたくて、夕方のまだ明るいうちに
ラニカイビーチに向かった。
3月にトライした時には、雨でハズシているので、
今度こそ決めたかった。

ところが、二つの島のちょうど中間から月が昇るのを撮るためには、
南北に長いビーチのどの辺がベストポイントなのか、
まったく見当がつかない。

仕方なく、適当な場所でスタンバイして暗くなるのを待っていた。
太陽は既にコオラウの山陰に沈んでいる。

かなり暗くなってきても、一向に月は出て来ない。
昼間は気持ちよく晴れていたのに、雲がどんどん増えてきた。

あ〜あ、今回もダメかもな・・・と思い始めた頃、
水平線から上を埋めていた雲の層のてっぺんに
ポカッと「お月様」が現れた。
右側の島のちょうど真上あたりだ。

唐突に出て来たその姿は、えらく明るくて眩しい。
水平線から顔を出す所を撮りたかったのに
もうかなり上空にいらっしゃる。

撮影地点もズレていたし、島が近すぎる。
ダメだ、僕の負けだ。

ハワイのお月様は、それほど簡単には
思い通りの写真を撮らせてくれない。

・・・と言う訳で、今回は失敗作です。

でもいいさ、今度またチャレンジしよう。

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2007年4月19日木曜日

【輝く風】波の魅力


波に惹かれる。
特にハワイで写真を撮るようになってからというもの、
いつもいつも、どこかの波に会いに行きたくなる。
時には優美な、また、時には猛々しい、そして時には静謐な・・・波。
早朝と夕方の波は本当にきれいで、ずっと眺めていたいと思ったりする。
もちろん、いい波が来たらすかさず撮る。
太陽の位置と、風向きと、それに季節、様々なファクターが絡み合って、
同じビーチでも全く違う表情を見せてくれるから面白い。
マウイのホオキパやオアフのノースで見るモンスターウェーヴは
本当に凄いし絵になるけれど、
サーファーがいない、あまり波が立たないビーチでも
時としてとても優雅で美しい波を見る事ができる。
その波が最高にきれいなカタチになる一瞬を
確実にカメラに納める事ができた時は、
もう嬉しくて大ハッピー。

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2007年4月18日水曜日

【 Hawaiian Plants】葉っぱ



なんでもない、

柔らかな風と陽の光を浴びて、ただ揺れているだけの葉っぱ。

僕はこういうのが結構好きなんだ。

さりげなさ、静けさ、優しさ・・・

でしゃばらず、争わず、戸惑わず・・・。

人知れずささやかに生きて、やがて枯れていく。

そんな生き方、なかなかできないよな。

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2007年4月16日月曜日

【輝く風】裏ビーチ

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早朝、マウイのとあるビーチに来てみた。
かなり急な崖を登って、小さな半島を越えて歩いていくと、
そこにはこんな風景が。

実はここ、ヌーディストのためのシークレットビーチだったのだ。
老夫婦がビーチベッドや朝食を持ち込んでくつろいでいたり、
若い女性がラブラドールと戯れていたりするのだが、皆さん素っ裸。
全身小麦色の肌は、当然水着の跡などなく、開放的で伸び伸びと、
実に楽しそうだ。
そんなことは想定していなかった僕は、
服を着たままカメラをぶら下げて、その場でたじろいでしまった。


と、その時、ラブと遊んでいた彼女が振り返り、
ボーっと突っ立ている僕を見つけた。
なんだかピーピングしているようなバツの悪さ。マズイ。
隠れたらそれこそ覗き魔だと思われてしまう。
そこで、カメラを振りかざして「撮ってもいい?」と聞いてみた。
当然、"No---!"。
しかし”You get out here!"とまでは言われなかった。
僕は "Okay!"となんだか場違いな返事をして、
ヌーディスト達がフレームに入らないように、
風景だけを撮影したのだった。

という訳で、この写真には写ってないけれど、
実はこの両サイドに何人かの全裸を楽しむ方達が居られるのだ。

この場所の目印は、正面に見えるモロキニ島と
その左手のカホオラウェ島。

もし、行ってみたかったら、
ご自身も素っ裸になる覚悟でどうぞ。
くれぐれも、モラルと理性を持って。

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●写真展開催のお知らせ。


沢山の方々からお問い合わせを頂きありがとうございました。
個展開催の日程が決まりましたのでお知らせします。

4月25日〜30日・伊勢丹吉祥寺店
本館7階クローバールーム

5月9日〜14日・伊勢丹相模原店
本館5階・2階

この機会にご高覧いただけたら幸いです。

ISETANホームページ
ハワイ州観光局

2007年4月13日金曜日

【輝く風】Between the wave


マウイ、カハナの夕暮れ時、
波の間に露出する岩をスローシャッターで撮影した。
肉眼では寂寞としていた辺りの光景が、
レンズを通すことでちょっぴりメランコリックなものへと変貌する。

遠い昔、家から自転車で15分程の海辺でいつも見とれていた
懐かしい景色が脳裏でオーバーラップする。
僕の「海」に対する原体験の中で、最も身近だった情景。
そう言えばこの、岩にへばり着いた真緑の藻、
ハワイというより、どこか日本的な気がする。

ところがである、いくら似ていても
三浦の長浜の奥のビーチや、伊豆下田の爪木崎などとは
決定的な違いがあるのであるのだー。
(偉そーかな?)・・・それは何か。
・・・何だと思う?

そうです。それは匂いです。
日本の海辺ってどうしてあんなに磯臭いんだろーか。
いつも不思議に思うのだが、
ハワイのどこの海岸に行っても、
あの独特の磯の香りは殆ど匂わない。
何故なんだろう。
そう感じるのは僕だけか?

で、このビーチも然り。
磯臭くない爽やかなマカニに肌を晒しながら、
ラナイ島の向こうに沈む夕陽をぼんやりと眺めていた。

えっ、写真家が夕陽を撮らずにぼんやりしてていいのかって?
いいんです。放っといてください。
実は夕陽そのものを撮る事に、僕はこのごろ飽きてしまったのだ。
夕陽って写真にすると、それこそベタでつまらないから。

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2007年4月12日木曜日

【輝く風】NO RAIN NO RAINBOW


コニタンが歌う・・・雨が降らなきゃ虹は出ない。
確かにそうだ。
ハワイの虹の写真なんて、超ベタベタだが、
今日はコレを載せてしまおう。

オアフのサンセットビーチで見たこの虹は
ホントに素晴らしかった。
人に希望や勇気、そして夢、癒し、笑いを与えてくれる。
たとえベタでも僕等をハッピーにしてくれる
凄いパワーを持っている。

虹が嫌いな人、手を挙げて!!
・・・絶対にいないと信じたい。

もしいたらオレが殴る!

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2007年4月11日水曜日

【Hawaiian Plants】シルバーソード


ハワイの高山植物のなかでも、特に有名なシルバーソード(和名:銀剣草)。
細く尖った葉の表面にはビロードのような産毛が生えていて、
光が当たると銀色に輝いて見える。
春に花を咲かせると、その姿は人の身長を超える。

こいつは手強い被写体で、なかなか絵になる写真が撮れない。

花は付けていなかったが、朝日を浴びて光っていた子を見つけ、
逆光でカシャッ。

・・・おお、イイじゃないか! 君の勇姿。きっとモテモテだぞ!

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2007年4月10日火曜日

【輝く風】何もない事の素晴らしさ


空と、緑の大地と、遥かな水平線。

・・・ただそれだけ。

1メートル近い高さの草の穂を掻き分けながら
歩き続けてこの地に立った。
海まで続く広大な草原の緑を風が激しく揺らすザワーーーザワーーーという
音だけが耳に響いていた。

日々の猥雑なものが脳裏からスーっと消え、
心が真っ白で無垢な状態にリセットされたような感じだ。

何もない単純な風景だからこそ、強く心に響くものがある。
そこがハワイであろうとなかろうと、そんなちっぽけな理由ではなく、
大地と、海と、空気でできている
「地球」という星の明快で簡潔なアイデンティティを
易々と感じ取る事ができるからだろうか。


僕等が棲んでいる地球って、マジに素晴らしいぞー!
と大きな声で叫びたくなった。

でも今回はこの場所がどこなのか、明かすつもりはない。
分かる人もいるだろうが・・・。
なぜかと言うと、
それなりに危険が伴うドライブをしなければ辿り着けない所だから。

それに、ちょっぴり秘密にしておきたい気持ちもあったりして・・・。

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2007年4月9日月曜日

【輝く風】満月が眩しい


満月の深夜、ハレアカラよりマアレア湾を撮影した。
キヘイの町灯りの向こうに月の光をたたえたベイと、フィッシュポンド。
上空の月は、フレーム内に納めると露出オーバーで
ハレーションを起こしてしまう程に眩しく輝いていた。

ハワイで満月を撮ろうとすると、明る過ぎて
露出のバランスがとれない。
なので、この写真には月が写っていない。

凛とした冷気の中で、澄みきった風を頬に受けながら
地球と対峙しているんだという感慨に耽る。
そんな、至福の時を過ごすことができた。
ちと大袈裟だが・・・。


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2007年4月7日土曜日

【輝く風】裸 足 大 好 き

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当然、ビーチでは裸足である。

砂の上を潮が「シャーーー」と引いて行く時の
あの足の裏をくすぐる独特の感触。

誰だって覚えていると思う。

足下の砂粒が少しずつさらわれて行き、
それに伴ってじわじわと砂の中に埋もれていく両足。
くるぶしあたりまで埋没すると、ちょっと焦り始めて
急いで抜こうとするその瞬間に寄せ波にバランスを崩され、
「バッシャー」と倒れてびしょ濡れに・・・。

・・・思い出した? いいんだよね〜すごく。



当然、家でも裸足である。

玄関ドアの外でビーサンを脱ぎ、
素足に白い砂粒が付着したままで室内に入る。
リビングのひんやり冷たい床が心地良い。

ハワイでは、家の外で履物を脱いでから中に入るのがマナーだ。
日本人が入植し、ハワイ全域に根付かせた、
とても素晴らしい「しきたり」だと思うナ。

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2007年4月6日金曜日

【輝く人】イノセンスなおじさん、シグ・ゼーン

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2006年の暮、僕達はあのシグ・ゼーン氏とのコラボレート作品を
制作するために、彼に会いに行った。

シグが案内してくれる撮影現場に向かう車中、「どうしてHiloが好きなの?」と聞いてみた。オアフ島Kaneohe出身の彼がどうしてHiloに魅力を感じ、住むようになったのか、素朴な疑問があったからだ。
その答えは「Hiloはハワイ中で一番メロウな場所だからさ。」という単純明解なものだった。
「ハワイはどこも全てメロウだと思うけどな。」と僕が言うと、
「なかでもHiloはスペシャルなんだよ」だって。
Mellow・まろやか・ゆるやか・・・う〜ん。
僕等にはオアフの都市部を除けば、
ハワイにはいっぱいメロウな場所があると感じるけれど、
彼には違って見えるらしい。


そう言われれば、確かにHiloには
町にとてもしっとりとした空気が漂っている。

しかしSigという人物は、そんなHiloのぬるさとは裏腹なのだ。
強い意志を奥に秘めた瞳の輝き。
ハワイを深く愛し、ハワイの文化と植物との関わりを
大切にしながら活動するそのハートは、とても熱い。

メロウな土地に触発されて作る彼の作品はどれも、
その個性が際立った光を放っている。
だからこそ、いつまでも世界中の人々に愛され続けるのだろう。
Sig, You are my good friend forever.

2007年4月5日木曜日

【 おいしいコラボ】ハワイアンレシピとリノ・マカニ 2

「リリウォカラニのクックパパ」・写真と料理のコラボ
「ニュー・ハワイアン・キュイジーヌ フロム リノ・マカニ」第2弾



リリパパさんからのメッセージです→《ほうれん草の自然なグリーンに自然なトロミを施し、それが波のブレイクをゆっくりとした時間と共に・・という気持ちを込め、トン君が投げてくれた柑橘系フルーツに感謝を込めて上にトッピングしました。
料理自体はクリアグリーンのソースはハワイアンソルトで刺々しくなく、トロミとグレープシードオイルで爽やかに仕上げて、少量のハッカクでクラッシクな香りを施しています。ほうれん草の中には骨付きの豚ばら肉を塩と砂糖で漬け、洗った後に下味をつけてグァバの葉っぱの塩漬け(自家製)で蒸し上げたものを骨から裂いて包んでいます。
*クリアーグリーンのソースは画像でははっきり写りませんが、透明ですっきりした色調のものに仕上がっています。》


このレシピは、リリパパさんとしては4月1日の「Loco Kids in Sunset」でのロコキッズが「イェーイ!」の写真からイメージしたものだということです。が、僕が勝手に彼の料理からイメージすると、この緑の芝生がぴったりのような気がします。
(同じ写真を二度載せてもつまらないので・・・リリパパさん、ごめんなさい!)

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2007年4月4日水曜日

【クイズ】この人は誰でしょう。

はい。このおじさんは誰でしょう。

もちろん、超有名なお方です。
※僕のギャラリーサイトのどこかに行くとヒントというか、
 答えが見つかるかも。


正解された方には、先着10名様に
LINO MAKANIオリジナル・ポストカードセット、
海シリーズ7枚組、または、植物シリーズ7枚組のどちらかお好きな方を
プレゼントしちゃいます。




上:海シリーズ(7枚セット)/下:植物シリーズ(7枚セット)

コメントにてクイズの回答とご希望のシリーズを記入してください。
後日この場で、プレゼント受賞者を発表します。
また、その際に賞品受取方法の詳細をお知らせします。


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2007年4月2日月曜日

【輝く風】Ice Blue of Lani kai

以前ある人から「高山さんのハワイの写真って、
暗くて寂しいものばかりですね。」と言われた事がある。
確かに、そうかも知れない。
ハワイに限らず、ニューヨークでもテキサスでも、僕は暗く、重く、
静謐なるものを追い求めていたかもしれない。
明るい写真が嫌いな訳ではないのだが・・・・。

ストックの中には、明るく爽やかで、いかにも「ハワイ」という
写真も有るのだが、なぜかあまり発表する気になれなかったのだ。
僕が追い求めているものをご存知の方は、大概解ってくださっていて、
「それが高山求のアイデンティティだから、このままで行くべき」と
激励してくださる。
元来それほど重い人間ではないので、あまり深く考えずに、
自分がいいと思うものを撮る事ができて、
それを好きだと感じてくれる方がいればそれが一番幸せだと思う。

でも、今日は、「こんなハワイも撮るんだよ!」をお見せしてしまおうか。



ご存知、ラニカイビーチ!
ここは誰が撮っても「とっても」・・(韻を踏んでみた)・・きれいな
写真になってしまうのだ。で、僕も敢えて撮ってみた。やっぱりきれい。

「きれいなものは、きれいなままで表現すればそれでいい。」と思った。

・・・・だって、こんなに美しいビーチ、嫌いな人はいない筈。
行った事がある人なら、「そうそう、このアイスブルーの海の色!」と、
思い出してうっとりしちゃうことでしょう。

更にもう一枚。
これは、真夜中の雨が降っているラニカイを、20秒の露光で撮ったもの。
空に白い小さな線が見えるかな?(画像をクリックすると拡大できます)
・・・それはホノルル空港に飛来したジェット機の20秒間の軌跡。

海の色は・・・暗いんだけど、やっぱりアイスブルーだ!



結論。
理屈無しにいいよね。ハワイって。
賛同者はコメントください!!!

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2007年4月1日日曜日

【輝く風】Loco Kids in Sunset

夕食には少し早かったので、もう薄暗くなり始めた Kailua Kona の町を抜けて、
Old Airport Beach に立ち寄ってみた。
ここは、いつ来ても閑散としていて、僕の好きなビーチの一つである。
大きな屋根と4本柱の真ん中に無骨なテーブルだけを設えたガゼボが点々と建っているだけの、どうって事ないビーチなのだが、トワイライトのこの時間、潮騒を聴きながら海風に浸っているだけで気分も身体も、顔までもが自然に綻んでしまう。

少し離れたガゼボの下で、大勢のロコファミリーが夕食を楽しでいた。老人夫婦とその息子や娘夫婦、そして孫達だろうか。
ウクレレに合わせてハワイアンソングを歌い、フラを踊る。
質素で飾り気のない和やかな集い。それが、オハナを何よりも大切にするハワイの人たちの一番のご馳走なのだ。
子供達は波と戯れ、走り回り、屈託のない笑い声を発して最高に幸せそうだ。
浅瀬で海水をかけ合って騒いでいた子供達の一人が、オレンジ色の夕日が水平線に沈み始めたことに気付いた。
すると、にわかに全員が太陽に向かって畏敬の表情を露にし、
硬直したまま波に揺られている。
今日一日の幸せを夕日に感謝し、祈りを捧げているかのようだ。
僕は彼らにカメラを向けた。しかし、気付く様子もない。


暫くして声を掛けてみた。"Hey guys!
I wanna take your picture! Can you look at over here?"
するとそれが聞こえた子供達は"イェーィ!"と大きく手を上げて
シャカサインをしてくれた。
その時の笑顔が素晴らしくて、
嬉しくなって僕も両手で大きなシャカサインを返してしまったんだ。

こんな些細なことなのに、
とても大きな幸せを僕に与えてくれた出来事だった。
A happiness is near everybody.

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