2007年4月6日金曜日

【輝く人】イノセンスなおじさん、シグ・ゼーン

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2006年の暮、僕達はあのシグ・ゼーン氏とのコラボレート作品を
制作するために、彼に会いに行った。

シグが案内してくれる撮影現場に向かう車中、「どうしてHiloが好きなの?」と聞いてみた。オアフ島Kaneohe出身の彼がどうしてHiloに魅力を感じ、住むようになったのか、素朴な疑問があったからだ。
その答えは「Hiloはハワイ中で一番メロウな場所だからさ。」という単純明解なものだった。
「ハワイはどこも全てメロウだと思うけどな。」と僕が言うと、
「なかでもHiloはスペシャルなんだよ」だって。
Mellow・まろやか・ゆるやか・・・う〜ん。
僕等にはオアフの都市部を除けば、
ハワイにはいっぱいメロウな場所があると感じるけれど、
彼には違って見えるらしい。


そう言われれば、確かにHiloには
町にとてもしっとりとした空気が漂っている。

しかしSigという人物は、そんなHiloのぬるさとは裏腹なのだ。
強い意志を奥に秘めた瞳の輝き。
ハワイを深く愛し、ハワイの文化と植物との関わりを
大切にしながら活動するそのハートは、とても熱い。

メロウな土地に触発されて作る彼の作品はどれも、
その個性が際立った光を放っている。
だからこそ、いつまでも世界中の人々に愛され続けるのだろう。
Sig, You are my good friend forever.