2007年5月2日水曜日

【ハワイに棲む者達】1本足のハト

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息子と妻がビーチで遊んでいる間、
僕は木陰でボケーッと微睡んでいた。
穏やかに繰り返す波の音と気持ちのいい微風が
否応無しに眠気を誘う。


何羽かの真っ白なハトが浜辺で食事をしている。
すると、その中に片足だけでピョンピョンと跳ねているコがいた。
悪い方の足を引込めて、首を上下左右にせわしなく振りながら餌を探している。
明らかに他のハト達より真剣だ。


身体にハンディキャップがある者は、健常者よりも何倍も努力して生きていかなければならない現実。

楽園ハワイに棲むハトの世界ですら、変わりはないのだ。

「大変なんだな〜、どんな世界でも。」と心の中でつぶやきながら、この写真を撮り終えた後、どうしても睡魔に勝てず、ゆるーい眠りに落ちて行く自分がなんだかとても情けない奴に思えたっけ。




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