2009年4月29日水曜日

【お知らせ】埼玉県民の皆様


今日はもうタ〜イヘン。ヘトヘトです。

今日までやっていた新宿高島屋の撤収をして、

その後、明日から始まる伊勢丹浦和店の各フロアで催される

「アロハフェスティバル」への搬入&設営に行ってきました。

浦和店は今回が初めてです。

その上、5階の紳士服フロアの特設コーナーで、

アロハシャツなどと同じ売場。

近くにお住まいの方、是非遊びにいらしてください。

初日の29日は、僕も午後から会場に居ります。

午前中に横浜ロフトの7階で始まった作品展に

ちょこっと顔を出して、

その後、東京で打ち合わせを1件済ませ、

それから浦和に向かいます。

5月5日までの開催です。

よろしくーーー!

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2009年4月28日火曜日

Kona Coffee



4月になると、コナ・コーヒーベルトと呼ばれる一帯では、

コーヒーの真っ白い可憐な花が一斉に咲き乱れる。

そして、満開がピークを迎えた翌日には

なぜか決まって大嵐が吹き荒れるらしい。

ちょっと不思議なのは、桜の開花と違って、

コーヒーの木の場合、

個体によって開花時期にかなりのズレがありそうな事。

まだツボミすら付けてない木もあれば、

もう目一杯花を咲かせている木や、

既に緑の実をふくらませ始めている木もあったりする。



それぞれの枝で、列を為した白い小さなツボミが開花を始めると、

大勢の蜜蜂が蜜を採りにやって来る。

生気に満ちた素敵なひと時を味わう事ができて、

自分の気持ちが優しく和んでいくのを実感する。


さて、今回の撮影の依頼者であるMという人物。

本業として、ある有名なコーヒー農園のマネジャーを

7年以上も務めてきた男である。

その彼と朝5時から1日15時間 × 4日間、

ハワイ島の殆どを一緒にドライブしながら、

ベッタリと密に付き合ってみて、

こんなにピュアな人間がまだ生きていける場所が

ハワイには在るんだなとつくづく感じた。

そう言う彼も、もうすぐ日本での生活を始める。

きっと、日本社会の荒波に当分は馴染めず、

右往左往してしまうのだろう。

と、確信できてしまうほど、妙にイイ奴。

その彼から、一言、

「これからハワイに行かれる皆さん、今、ハワイも超不景気です。

あるコーヒーチェーン店では、レジで日本人客へのお釣りを

故意にごまかす行為が日常化しているようです。

特に日本人は甘く見られています。

7年以上ハワイに住んでいる私ですら、

いつも必ず「ハイ、ハウアーユー、トゥディ?」と挨拶してから、

オーダーするように心掛けていますが、それでもヤラレタ事が

数回あります。(カモに見えるのカモ)

という事は、かなり多く頻発しているとしか考えられません。

ハワイ州は、実は軽犯罪(ひったくり・置き引き・車上狙いなど)の

発生率が、なんと全米で「ワースト3」に毎年ランキングされています。

英語は苦手でも、お釣りの金額ぐらいはしっかり計算して

ぴったりの金額を受け取るようにしてください。

レジでチップをあげる必要はありません。

このままでは『日本人はおバカなカモ』という、

恥ずかしいレッテルが貼られ、どこへ行っても

お釣りをごまかされてしまいます。

コーヒーショップに限らず、どんな買い物をしても、

必ずその場でレシートとお釣りをしっかりチェックする

習慣をつける事が大切です。」

・・・イヤイヤ、ハワイも大変ですナ。

今日は僕、本当はこれをどーしても伝えたかったのでした!

ホナ、5/4にサイン会で待ってるし!

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2009年4月24日金曜日

MAUNA KEA BEACH

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さっき観た不思議な空の現象の事を考えながら、

19号を暫く走ると、

ワイコロア、マウナ・ラニ、そしてハプナビーチを過ぎ、

次に「マウナ・ケア・ホテル」のサインが見えてくる。

ここを左折すると、すぐにセキュリティゲートがあり、

「どこに行くの?」と聞かれた。

ハワイのビーチは全てパブリックなので、

「ビーチに行きたいです」と言ったら、

「ホテルの前を左へ行きなさい」

「他にレストランなんかに用事は?」と聞かれ、

「写真を撮りに来ただけです」と答えたら、

「オーケー、いい写真を撮って!!」と、

やっとゲートを開けてくれた。

少し走ると、芝生の先に海が。

もうかなり暮れてきていて、暗いけれどいい感じだ。



そして、ホテルの前を通り過ぎ、

一番奥にあるビーチ利用者用のパーキングに車を停めて、

急いでカメラ機材を持ってビーチへ歩いて行くと、

ちょっと遅かったか、

もう陽は水平線の向こうの雲の中。


浜辺に残っている人もまばらで、

とても寂しい感じ。

・・・



・・・

海は凪いでいて、

ただ静かに潮が寄せては引く水面に、

繰り返し映し出される、

茜色の雲と青い空が悲しげできれいだった。

少し脱力ぎみに車に引き返し、

さっき来た道を、

カイルア・コナの先のケアウホウのコンドまで

戻らなければならない。

結構暗くなってしまった19号を約1時間半、




ひたすら法定速度を守りながら「ボケーッ」な気分で運転して帰ってきた。

その途中、赤い空の下、ファラライ山が紫色に染まっていて、

一人で今日の終わりを噛みしめながら走る僕に

余計に寂しさを増幅してくれちゃていたっけ。・・・〈おわり〉

【またまたお知らせ】

今日、24日から5月7日まで、そごう横浜店の7階にある「LOFT」で、

僕の作品展が開催されます。

「グラフィックス」というアートショップ内に

高山求コーナーがドーン!とできる筈です。

5月4日(月曜・祝日)には

なななんと!「作家来場サイン会」を

14時〜16時に開催するそうです。

これは、行かなきゃ!(本人だから当然か。)

皆様、サインをもらいに来てくださいー!(必死です)

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2009年4月22日水曜日

Amazing Sky【驚きの空】

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ハワイ島撮影5日目、

午前中に予定されていたひと通りの

スケジュールを終わらせて、

午後からは初めての自由時間が取れたので、

リニューアルオープンしたマウナケアホテルの

ビーチに行ってみようと思い、

コナから北へ一人で車を走らせていた。

ホノカアボーイの原作でレオ本人が

いつも泳ぎに行っていたビーチだ。

真っ黒い溶岩の広がる荒涼とした大地を

うねりながら一直線に走るハイウェイ。

そう言えば、去年の秋にこの道でポリスカーに止められたっけ。

ある事情通に聞いたら、ハワイのポリスは、

対向車線を走りながらスピードガンで計測し、

違反車を見つけると即 Uターンして後ろから迫いかけて来るんだとサ。

確かに、あの時もそうだった気がする。怖ーーーい。

それはそうと、(前置きが長すぎた?)

この空、見た途端に「ウォー!何アレ!」と叫んでしまった。



何故って、これ、いわゆる「天使の梯子」と言われる

雲間から陽光が射す光芒現象(通常は逆光撮影)とは違って、

太陽の位置が、カメラを構えている僕の後方の雲上にあったから

順光撮影となる訳だ。

もしも虹なら必ず順光での撮影となるが、

これはどう見ても虹には見えない。

しかもその光が接しているワイメアあたりの

牧草地が明るく輝いていたし・・・。

カメラを少し右に振るとこれだァー。



ほら、どうみても完全に順光撮影してるのが分かるよね。

車を路肩に停めて、肉眼でもじっくり観察したが・・・謎。

誰か、この現象の説明ができる方、教えてーー!

で、この後、マウナケア・ビーチへ。

それは次回のお楽しみ。

【作品展示コーナーのお知らせ】

4月17日(金)~4月28日(火):新宿高島屋8F(婦人水着売場前)

お暇な方、お近くの方、ぜひぜひ遊びに来て下さい。

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2009年4月16日木曜日

Rain×Rain=Beautiful

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今回のハワイ島は、最低の天気だった。

一週間の内、1日中しっかり晴れた日は、結局ゼロ。

それでもじっとしてはいられないので、

「こっちがダメなら、あっちに行ってみよう」的に

1日あたり14時間も走り回った。

すると、所々で凄い風景に遭遇することができた。

この写真は、ハワイ島の北側のコハラ地区を走っていた時、

自分の上空はどんよりした最低の天気なのに、

遠くの雲間から陽が射そうとする一瞬の光景。



夕方近くに、西の海上が輝き出して、

雲が様々な色に染まっていた。

雨が降ったり止んだりの絶望的な天気の最中に、

どうしてこんなに美しい景色を見せてくれたのか、

とても幻想的で、見た事もないほど素敵な夕方だった。



この時を境にハワイ島は、

僕に感動的な風景を、

いーっぱい用意しておいてくれたのだった。

落胆・のち・感謝!

【作品展示のお知らせ】

4月17日(金)~4月28日(火):新宿高島屋8F(婦人水着売場前)

お暇な方、お近くの方、遊びに来て下さい。

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2009年4月8日水曜日

世界一美しい葉



雨が降ったり止んだりの鬱蒼とした森の中に、

ほんの一瞬、弱々しい陽光が差し込むその先に、

大きくシュッとした葉っぱ達に混じって、

目を疑う程に美しく輝きながら

強烈なオーラを放っているものを発見した。

ヘリコニアという芭蕉科の植物の中でも、

普通なら見過ごしてしまう様な

地味な花を咲かせる種類なのだが、

まだ完全に開ききっていない生まれたての葉。

上の写真の様に、葉のオモテになる面(中)は明るい若緑色なのに、

ウラ側(今は外側の面)は赤紫色なのだ。

「何これ、すっげーキレイ!」と呟きながら、

どうしても裏側を見たくなって、反対側に回ってみた。

すると、なんと、なんと、な〜んと、なんと、

(くどいけど、驚いてしまった事を分かって欲しくて・・・)

下の写真の様に光が当たっている右側部分は

オモテ面のグリーンがはっきり透けて見える。

なのに、なんと、なんと、な〜ん・・・(もぉいいか!)

左側のやや陰っている部分は、妖しげなピンク色に発色していたのだ。



それを見た瞬間に「世界一美しい葉っぱだ!」と

思ってしまった。

まったく、なんてハワイは深いのだと改めて感じいってしまった次第。

さて、明日から、

ある依頼を受けて、単身ハワイ島を撮りに行ってきます。

めちゃハードなスケジュールになりそうなので、

15日に帰国するまでは、更新できないと思いますが、

どうか、読み逃げしないで、一言でもコメントを残してください。

この頃、コメントが少なくてなんだかとても寂しいです。

カウントをチェックすると、

本当にたくさんの方々が来てくれているのに、

それでも、励みになるのはやっぱりコメントですってば。

最後にもう一枚載せちゃいます。



では、行ってきまーーーす!!

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2009年4月2日木曜日

さりげない家

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

太陽が射してグリーンが輝きながらそよいでいた。

植物がさりげなく家の塀に影を落としていた。

明と暗のコントラストが、時折激しく風に揺れていた。



いつも目にする光景。

それなのに見とれてしまう。

ことさら力を注いだ意匠でも、お洒落なわけでもなく、

ごく普通の家の外観だけど、

ゆったりと流れる時間の中で、

心を優しく溶かしてくれる。



さりげなーく、さりげない家。

人間もそんな生き方ができたら

自分も周りもぐっとラクになるのにネェ・・・。

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