2007年6月30日土曜日

【お知らせ】大阪で写真展!


関西方面にお住まいの皆様、お待たせしました。
大阪の近鉄百貨店・阿倍野店で、高山求写真展「LINO MAKANI」が
いよいよ開催されます。

妻のYukoTeeは、初日(7/5)から最終日(7/11)まで会場にべったりと居座って
皆様のご来場をお待ちしております。
ちなみに僕は、初日(7/5)と週末(7/7・7/8)にはサイン会を兼ねて出没します。

近鉄さんは、創業70周年ということで、このハワイイベントに
かなりなチカラの入れようで、「ハワイ楽園物語」と銘打って、大勢のフラハラウや、
あの高木ブーさんもいらっしゃいますですヨ!

・・・と言う事で、皆様どうぞ気軽に声を掛けてくれはりまっか?
待ってますさかいにナー!よろしゅうたのみまっさー!

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2007年6月29日金曜日

【ハワイじゃないけど】朝帰りの日の出


先日、知人の著書の出版記念パーティに招かれ、
珍しく六本木で朝まで飲んでしまった。
勿論、マネジャーの妻と一緒にだが、いやはや・・・。

で、横浜の自宅にやっと帰り着いた時に、玄関で見事な日の出に遭遇。
梅雨時にこんなにきれいな朝焼けが見られるなんてスゲーラッキー!
日本ではめったに持たないカメラを急いで持ち出し、撮ってしまった。

このブログにハワイ以外の写真を載せてしまう事に若干の戸惑いもあったが、
この美しさは、どこにも負けていないと思い、載せちゃうことにした。

実はその翌日も、自室で朝まで仕事をしていたら、窓が赤く染まっていた。
日の出前の空が、これまた驚く程きれいで・・・また撮ってしまった。
日本に居て二日続けてこんなに感動し、カメラを持ったのは初めての経験だ。
いやぁ、本当に素晴らしかったナ。

・・・今日はオチが無いです。ハワイじゃないから・・・?

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2007年6月25日月曜日

【輝く風】心に刺さる色


Haleiwaの町外れに妻のお気に入りのショップがある。
彼女は息子を連れて店内に入って行った。
車中で待っているのは退屈なので、
僕はカメラを持ち、路駐した車が見える範囲をうろつく事にした。

今にも大粒の雨が降りそうな雲行きで、
風は吹いているが、なんとなく空気も重く感じる。
こんな天気では明るくて爽やかな風を感じる写真は撮れないから、
気分が乗らず、意識を集中することもできない。

歩道に面した板塀越しに、何気なく遠くを見ていると、
密集した葉をゆっくり揺らしているパームツリーが二本、視界に入った。
片方は濃いオレンジ色の小粒な実を沢山吊るしていて目立ちたがり。
もう一方は、暗緑色の葉を鬱蒼と生やしているだけの地味な印象の椰子だ。

当然、僕は派手な方にレンズを向けてシャッターを切った。
よくあるココパームではなく、
ハワイアンクリスマスツリーと呼ばれる種類とも違うようだ。
結構珍しい品種の木だったので、
そこそこ面白い写真になりそうな予感がした。

で、最後に地味な方を「義理」で撮ってやった。
どの道つまらない写真になるだろうけど、
なんだか放っておけないような気がして・・・。

その夜、部屋でIZを聞きながら、
パソコンで上がりをチェックしていてドキッとした。
あんなに地味だったあいつが、生きていると思った。
深みのある緑の葉に雲を映して、
僕のハートを優しく撫でながら、そのくせ鋭い葉先がチクチクと
心の奥の汚れたところを刺激してくるのだ。

軽い気持ちで撮ってしまった自分が後ろめたくなり、
目頭が熱くなる。
バカみたいだが、とうとうこの写真の中のパームツリーに向かって
「ゴメン・・・そしてアリガトウ」と呟いていた。

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2007年6月22日金曜日

【 Hawaiian Plants】Naupaka


この不思議なカタチの小さな花「ナウパカ」にまつわる、
ハワイの神話の1つをサラッと紹介しよう。

嫉妬深い火山の女神ペレと、ペレの妹と恋に落ちた男の物語である。

ペレは自分の妹の恋人を好きになってしまい、横取りしようと画策するが、
彼からはっきりと断られてしまう。

怒り狂ったペレはLAVA(溶岩)を噴き出し、
二人を焼き殺してしまおうと追いかける。
男は愛するペレの妹を山の高みへ逃げさせ、
自分は海へ逃げ、溶岩をおびき寄せる。
しかし、LAVAの噴流は離ればなれになってしまった二人を安々と飲み込み、
別々に焼き殺してしまったのだ。

やがて、海と山にそれぞれ、なぜか花びらを半分しか持たない、
白い花が咲くようになった。
その両方を合わせたとき、初めて一輪の美しい花となるのだ。

なんてロマンティックな物語なんだろう。

ナウパカは、ハワイのビーチならどこでも咲いている程
ポピュラーな植物だし、変なカタチなので気にも留めないでいた。
でも、こんな物語を思い出しながらじっくり観察すると、
とても可愛らしく素敵な花に思えてくる。

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2007年6月18日月曜日

【 輝く風】My Favorite Beach


KauaiのNorthで見つけた、信じられない位にブルーが美しいビーチ。
ここの海の色は格別だ。
やや黄味がかった粗めの砂浜がまたすごくいい。

海面の一部分に、はっきりと周囲と違う明るいブルーの一帯がある。
まるでエメラルドブルーが海底から湧き出て輝いている様に見えるのだ。
どうして海の色がこんなに複雑にいくつも現れるのだろう。

肉眼では、コバルトブルーの中のエメラルドブルーのコントラストが
眩しいくらいに明るく揺らめいていた。
でも写真では、その色の差がどうしてもはっきりとは現れなくなってしまう。

僕もハワイでは数多くの美しいビーチを観て来たが、
こんなに驚かされ、嬉しくなり、
更には写真に再現しきれない悔しさで落ち込んだ事は初めてだ。

すごくいいオンナに遇ったけれど、翻弄されて、全然歯が立たなくて、
でもどうしても諦めきれないような、そんな心境にさせられたビーチ。

うん、今のところ、ここがマイ・フェィバリット・ビーチだな。

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2007年6月15日金曜日

【 輝く風】地味〜。


このところ忙しくて、なかなか更新できなかった。
でも、やっと少し落ち着いて自分の時間が持てる。

この植物、ダークなバックにとても良く似合う。
自然光だけで撮ったにもかかわらず、深いグリーンの葉だけが際立って美しい。
滞在していたコンドの脇の日陰で、
申し訳なさそうに、ちょっとだけ葉先を陽に晒していた。

なんか、こういう健気(けなげ)な姿に弱いんだ。
原色の花が千々に咲き乱れる派手な植物もいいけれど、
人知れず地味に生きている、こういう姿についカメラを向けてしまう。

ちなみに、5/29のブログ「竹か椰子か?」のあの派手で不思議な植物は、
椰子の一種である事が判明。ハワイでもかなり高価らしい。

正式な名前は「Red Palm」・・・ガクッ!
僕が名付けた"Red Bamboo Palm"・・・「赤い竹の椰子」よりも
ベタベタにそのまんま東国原だっての。

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2007年6月12日火曜日

【 輝く風】Mana Forest


空を覆い隠してしまうほど鬱蒼と、大木が生い茂る森。
その隙間からオレンジ色の西日が差し込んでいた。

太い幹にモンステラ(だろうか)が寄棲し、
幾本ものツルが垂れ下がっている。
風は音もなく、上空の枝をゆっくりと揺らしていた。

どうしてこんなにも気持ちが落ち着くのか。
静寂の中、とてつもないエネルギーが辺りに充満しているのを感じる。


これが「マナ」なのか。
実体は無くとも、身体のどこかが微かに反応するような
不思議な感覚だ。

ここでいつまでもじっとしていたい・・・
そんな居心地の良い空気が緩やかに流れていた。

この感覚と、スケールのデカさは写真では伝えられない。残念だが。

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2007年6月9日土曜日

【輝く風】L i n o K a i


Lino Kai・・・輝く海。
真昼の海の眩しさが大好きだ。
太陽の輝きが波にキラキラと照り返して、つい瞼を細めてしまう。

この景色は、100年前、1000年前、
いや、人類が存在しなかった太古の昔から
今と変わらずそこにあった筈である。

○年○月○日○時○分○秒の一瞬を切り取った写真であるにも拘わらず、
人間が考え出した「時間」という観念など、
まるで意味を成さないものに思えてくる。

海を撮っていると、
「オレがこの世からいなくなっても、
この写真と同じ風景がずーっとここに在り続けるんだな。」って
妙にしんみりしてしまう事もある。

小さい奴だな・・・オレ。

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2007年6月5日火曜日

【輝く風】セクシー深紅


ハワイでは様々な花たちと出逢える。
日本にいると、ことさら花の事など気にも留めないのに、
どうしてか、ハワイでは花がすごく気になる。

白、黄色、オレンジ、ピンク、紫、ブルー、赤・・・。
どんな色の花だろうと、そこに太陽の光が射していれば、
もう、それだけでハートを揺さぶるパワーを秘めている。

で、撮ってみると、バックが緑色のことが多いので、
僕的には赤系、特に深紅の花が一番絵になると思っている。

黄色の花などは、どうも絵になりにくい。
バックの色味とのコントラストが、
その花を引き立たせてくれるか否かを決めてしまうものらしい。

このレッドジンジャーはどうだろう。
ハワイならどこにでも咲いている超ポピュラーな花だけど、
深い紅色の花びらに陽が射して、なんとまあセクシーだこと。
UMAHANAくんなら、多分「美味そー!」と言うだろうな?

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2007年6月1日金曜日

【輝く風】The Blue Tube


僕は波を撮るのが好きです。
波乗りはしないけれど、見ているのは大好きです。

繰り返し寄せる波の中で、どれをテイクするか、
遥か沖を見て決めます。
狙った波が近づくにつれて徐々に盛り上がり、
穂先からしぶきが舞い上がるのを、フォーカスを会わせながら注視します。

他の波には目もくれず、両目を開けて視つづけます。
右眼は望遠レンズを通して、波のカタチを視るため。
左眼は幅広く寄せて来るその波の、どこにカメラを向けるべきかを視るために。

一つとして同じ波は無いけれど、沢山の波を見ていると、
絵になる波が予想できるようになります。

連写モードは使いません。
最高の瞬間を逃すのが嫌だから。

そうして、納得できるワンショットが撮れるまでは
何時間でも粘ります。
妻と息子はその間、何も言わずにビーチで遊んで待っていてくれるのです。

そんな時を過ごせた一日は、最高の気分です。

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