2008年11月9日日曜日

ある日Mauna Laniで

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いつもの事だが、ハワイ島での撮影は、

他の島に較べるとなぜかテンションが下がる。

だから、起床もゆっくりになる。

いつもなら朝は暗い内から車であちこち走り回るのに。



で、その日は、夕方の海でも撮ろうと思い、

一人で19号線を北に向かって漫然と走っていた。

ふとルームミラーを見ると、

青い回転灯を光らせたバカデカいトラックが

べったり後ろにくっ付いていた。

「オーマイガッ!」

とにかく落ち着いてスローダウンしてみたが、

ヤツも一緒に速度を落としてやがる。

仕方なく路肩に停まった。

ミラーで様子を見ると、ポリスが腰の拳銃に手を置きながら

こっちに歩いてくる。

「両手を頭の後ろに組んで出てこい」なんて言われるのか?

ビビりながら窓を開けて待つ。

ポリ「クジュレッミースィーユァドゥライヴァースライスンス?」

オレ「シュッ シュアー」

聞かれてもいないのに「アイアムアツーリストフロムジャペーン」

ポリ「ユーヴパスポー?」

ヤベ!!部屋に置いてきた。

オレ「イャー、バッ、アィハブノッナウ」

ポリ「イッワズセクスティファィヴマイルズユアンダストゥッ?」

オレ「ワォ!セクスティファィヴマイルズ?ノーアイディドゥン」

・・・オッ今ニコっとしたぞ・・・

ポリ「オケ、ユハフトゥキープ、フィフティファイブオアアンダー

オンディスロード、ユラィ?」

オレ「ヤーアィノゥ」

ポリ「ユテイケァ、バーィ」

って、ウインクしながら笑顔でパトカーに戻って行った。


メチャイケメンでカッコエカッタ!!

で、なんだか幸せな気分になっていた。



1枚目の写真はその日の夕方の誰もいない海岸。

2枚目の写真は、翌日の朝、真っ黒い溶岩の隙間から生える

不思議な草。太陽の光で黄色く発光しているように見えた。

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