2007年12月31日月曜日

【輝く風】Thanks 2007!



あと6時間ほどで2007年が終わろうとしている。

思えば、今年はずっと「ハワイ」に関わってやって来た。

3月にこのブログを立ち上げてから、あっという間の9ヶ月。

普段は脳天気な僕が、ブログを書く事によって「ハワイ」と向き合い、

「ハワイ」への想いをより深くして行く事ができた。

そして、いつも見に来てコメントを残して下さった方々に

心から感謝している。

本当にありがとう。


この写真は、オアフ島イーストの、ロコしか来ないようなビーチの朝だ。

近所のロコ犬も、ひとりで散歩。

なんでもない、日々変わらずにそこにある光景・・・。

この頃の僕は、こんな所にとても強く引かれてしまう。

朝の爽やかな潮風・・・

穏やかに繰り返す潮騒・・・

キラキラと輝く水平線・・・

ハワイのどこにでも在る、さりげない「LINO MAKANI」を実感できる時、

その場所に立って、その場所の空気を吸っている事が

この上も無く幸せだと思ったりする。

さあ、2008年。

ハワイは、僕にどんな写真を撮らせてくれるのだろうか。

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2007年12月26日水曜日

【輝く風】地球が壊れていく。



ここはマウイ島・パイアの外れの美しいビーチだが、
最初、どうしてこんな波打ち際に木が生えているのか不思議に思った。

あってはならない事なのだが、実は
悲しい事に、地球温暖化の影響で海の水位は確実に上昇していたのだ。

以前はもっと広かった砂浜がどんどん狭くなり、
海水の影響を受けるはずが無い場所に生息していた木々の足下まで、
波が押し寄せる様になってしまったのだ。

・・・この木も、もうすぐ枯れて倒れてしまうだろう。

こんなに素敵なハワイのビーチが、
至る所で人為的な環境破壊の影響を受け始めている。

下の写真は、同じくマウイ島ラハイナの南の海岸。
この悲惨な光景を見て欲しい。

海水によって枯れてしまった倒木が折り重なって
こんなに悲しい姿を曝けだしていた。



オアフ島のカイルアビーチだって、手前の公園からビーチにつづく所で
砂がえぐられて断崖と化し、木々の根が露出していた。

あんなに美しかったビーチが人類の犯した愚かな行為によって
無惨な姿に変わり果て、とても可哀想で、僕には撮る事ができなかった。

太平洋のど真ん中に浮かぶ小さな島々、ハワイ諸島。

僕らに癒しと希望と優しさを与えてくれる
この愛すべき地球の「ヘソ」が、
環境の異変に対してこんなにもデリケートだったことに
とても強いショックを受けてしまった。

きっと、この美しい彩りの楽園・ハワイは、自らの身を呈して
地球の危機を人々に訴えかけているのだろう。

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2007年12月23日日曜日

Mele Kalikimaka!




A l o h a  &  M e l e K a l i k i m a k a !

これはハワイで「ハワイアン・クリスマスツリー」と

呼ばれているヤシの実。

季節にあまり関係なく、ドングリを大きくしたような実が生っている。

グリーンの房や赤い房が同じ1本のヤシの木に

ぶら下がっていて、おもしろい。

この写真ではめずらしく、一房の中に赤とグリーンが混ざっていた。

とはいえ、ハワイの人々もクリスマスに家に飾るツリーは

やっぱりもみの木なんだよね。

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2007年12月20日木曜日

【輝く風】希望の虹



今年最後の写真展が終わった。

今回も、関東はもちろん、奈良や大阪、山形など、遠方からも
わざわざ僕の写真でハワイを感じたいという、
大勢の方々にご来廊いただいた。

本当にうれしかった。
深く感謝するとともに、
これからも頑張って行かなくてはと、しみじみ思う。

で、今日はいささかベタだが、
来年がみんなにとって、もっと良い年になるよう、
モロカイで見た、とても濃〜い虹をアップしてみた。

明るい未来が待っている・・・
そんな気持ちにさせてくれる写真を
みんなでシェアしたい。

この虹は、すごく大きくて、くっきりとしていた。
手前を雲が流れて行くところなど、僕も初めて見た。

地球は本当に美しいと思う。
そして、ハワイは特に素晴らしい。

これからも、
驚くほど美しく、泣けるほどに優しい「LINO MAKANI」を
どこまでも探し求めて行こうと思う。

それは、名前が「求」というだけに(これ本名)
僕の宿命なのかも知れない。

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2007年12月15日土曜日

【輝く風】・・・らしくない?


オアフとマウイの間に位置する、

ひっくり返ったイワシのようなカタチの細長い島。

人口7〜8千人の、信号機すら無い島。

島にはたった一つ小さな町があるだけ。

当然スーパーマーケットだって1軒しかない。

西から東まで車を走らせると意外に長い40〜50マイル。

何も無いから遠く感じる。

北側にはかつてライ病患者を隔離した半島、カラウパパが突き出ている。

ここには今も車で行ける道はない。

西側のなだらかな赤土の丘陵地帯と、

東側の切り立った尾根を持つ、手付かずの山岳地帯。

いったいどこの島に来てしまったのかと思うような独特の空気を感じる。

しかしフラ発祥の島でもあるモロカイの、

どこかハワイらしくない素朴さは、

家族以外はみんな親戚か友達だよと言いたげな

島民達の濃いALOHAな精神のせいなのかも知れない。

待てよ・・・という事は、

本当は一番ハワイらしい島なのかもナ。

・・・美しいモロカイを観たい方、残り3日となった写真展へどうぞ。

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2007年12月8日土曜日

【輝く風】開発阻止!



今回モロカイ島を撮影して回って、頻繁に目にしたのがこの看板。

「STOP LA'AU」とか「SAVE LA'AU」とか「NO LA'AU」と手書きして、
道路や家の前に立ててあった。

最初は意味も分からず、何をアピールしたいのか「???」だった。

でも「LA'AU」とは「Development」、つまり開発だと分かったとき、
モロカイの住民の多くがこの島の自然を深く愛していて、
島が観光地化することを拒否し続けていることにとても感銘を受けた。

主に酪農を島の産業として生活している約7千人の島民たちは、
Kaunakakaiという唯一の町の交差点に設置された、
島でたった一機の信号機でさえも不要だと拒否し、
排除してしまったそうだ。

観光誘致によって得られる裕福な暮らしなど要らない。
要るのは汚れなく美しい島だけだと言いたげだ。

でも、底抜けに明るく、フレンドリーなこの島の人々は、
僕たちよそ者にも壁を作らず笑顔で接してくれたのだった。

何もないことがどれだけ大切な事か気づかせてくれたカウアイ島を中心に、
「LINO MAKANI」新作写真展が10日から始まります。
ぜひ遊びにいらしてください。

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2007年12月1日土曜日

【輝く風】驚きのモロカイ



やっと帰ってきました。

長い間ブログを休んでしまい、ご迷惑をおかけしました。

今回のハワイ撮影旅行は、好天にも恵まれ、

とても多くのシーンを撮る事ができました。

12月10日からの個展に向けて、

これから出展作品の選択・プリント作業を始めます。

さて、初めてのモロカイは「驚き」の連続!

「なんにも無い」ことが如何に素晴らしい事なのか、

改めて体感させられました。

これから少しずつモロカイの写真もアップしていきます。

楽しみにしていてください。

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