2007年5月29日火曜日
【Hawaiian Plants】竹か椰子か?
これ、見た事がある人も多いと思うけれど、
不思議な植物だ。
初めて目にしたときは、驚いた。
茎はどう見ても竹である。
ただ、下部は普通に青竹なのに、
ある節(フシ)から上が深紅に染まっている。
枝も真っ赤だ。
いや、染めたりペイントしたのではなく、
当然だが自然の色なのだ。
で、葉は・・・う〜ん、笹の葉にしては随分長い。
やはり椰子の葉にしか見えない。
多分パームツリーの一種だろうと思うが、
僕が持っているトロピカル・プランツの資料には
載っていなかった。
どなたかご存知の方がいたら、是非とも教えて頂きたい。
それまでは、勝手に命名しておこう。
"Red Bamboo Palm"・・・「赤い竹の椰子」
なんだ、そのまんま東国原じゃないの。
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2007年5月27日日曜日
【Old Hawaii】Pahoa town
Hiloから20マイル程南下したPahoaという町・・・というより村。
カラパナ方面へ向かう場合、普通はバイパス道路を使うので、わざわざこの寂びれた町並みを通る車は少ない。
ゼネラルストアやリカーショップ、そして数軒のレストランなどが軒を連ねているメインストリートは、不気味なほどひっそりと静まり返っていた。
観光客などに頼らないで生きてきた町は、したたかではあるが、どこか悲しげな空気が漂っている。
それは「落ち着き」であり、ある種の「諦め」でもあるのか。
だが、それでもきっと近隣の住人達にはとても重要な役割を果たす町なのだろう。
僕たちは、クムカヒ岬に向かう途中でここに立ち寄った。
既に西日はかなり傾き、静寂に包まれた町並みに長い影を落としていた。
ゆっくりとこの町の空気を感じながら、何軒かの店先を撮影した。
その時のワンショットが、このレストランらしき店の入り口である。
誰もいないのか、一枚のメモがドアに挟んであった。
「後で帰り道にまた寄ってみよう。ちょうど夕食の時間だろうし・・・」
と思い、先を急ぐ事にした。
そして、帰路、既に辺りはまっ暗である。
来た時とは逆側から進入し、通りをできるだけゆっくりと流す。
すると、何軒かのレストランやバーから、賑やかな笑い声や歌声が聞こえてきた。
透明な窓越しに、若い女性達が楽しげに食事をしているのが見える。
どの店もドアの外まで客が溢れ、皆が顔見知りらしく、活気に満ちていた。
まるで、古い西部劇映画のワンシーンでも観ているように・・・。
昼と夜の顔がこんなにも違う町はちょっと珍しい。
考えてみれば、確かにこのあたりにはこの町しか無いのだから。
付近の住人達が一日の終わりに集い、飲み、食べ、笑い、歌い、踊る。
そのためにはどうしても必要不可欠な存在だったのだ。
息子がバックシートで「お腹がすいたヨー!」と騒ぎ出した。
「じゃあ、さっきのレストランに行ってみよう。」と言ったものの、
この町では明らかに部外者の僕たちだ、きっと居心地が悪いだろうナ・・・。
と思いながら、先程の赤いドアの店を探す。
で、どうにか見つけたのだが、内も外も真っ暗で、営業はしていなかった。
あのメモも依然としてドアに挟まれたままだ。
「あ〜ぁ、残念だったね」と言いながらも内心ホッとして、
そそくさとハンドルをHiloに向けたのだった。
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カラパナ方面へ向かう場合、普通はバイパス道路を使うので、わざわざこの寂びれた町並みを通る車は少ない。
ゼネラルストアやリカーショップ、そして数軒のレストランなどが軒を連ねているメインストリートは、不気味なほどひっそりと静まり返っていた。
観光客などに頼らないで生きてきた町は、したたかではあるが、どこか悲しげな空気が漂っている。
それは「落ち着き」であり、ある種の「諦め」でもあるのか。
だが、それでもきっと近隣の住人達にはとても重要な役割を果たす町なのだろう。
僕たちは、クムカヒ岬に向かう途中でここに立ち寄った。
既に西日はかなり傾き、静寂に包まれた町並みに長い影を落としていた。
ゆっくりとこの町の空気を感じながら、何軒かの店先を撮影した。
その時のワンショットが、このレストランらしき店の入り口である。
誰もいないのか、一枚のメモがドアに挟んであった。
「後で帰り道にまた寄ってみよう。ちょうど夕食の時間だろうし・・・」
と思い、先を急ぐ事にした。
そして、帰路、既に辺りはまっ暗である。
来た時とは逆側から進入し、通りをできるだけゆっくりと流す。
すると、何軒かのレストランやバーから、賑やかな笑い声や歌声が聞こえてきた。
透明な窓越しに、若い女性達が楽しげに食事をしているのが見える。
どの店もドアの外まで客が溢れ、皆が顔見知りらしく、活気に満ちていた。
まるで、古い西部劇映画のワンシーンでも観ているように・・・。
昼と夜の顔がこんなにも違う町はちょっと珍しい。
考えてみれば、確かにこのあたりにはこの町しか無いのだから。
付近の住人達が一日の終わりに集い、飲み、食べ、笑い、歌い、踊る。
そのためにはどうしても必要不可欠な存在だったのだ。
息子がバックシートで「お腹がすいたヨー!」と騒ぎ出した。
「じゃあ、さっきのレストランに行ってみよう。」と言ったものの、
この町では明らかに部外者の僕たちだ、きっと居心地が悪いだろうナ・・・。
と思いながら、先程の赤いドアの店を探す。
で、どうにか見つけたのだが、内も外も真っ暗で、営業はしていなかった。
あのメモも依然としてドアに挟まれたままだ。
「あ〜ぁ、残念だったね」と言いながらも内心ホッとして、
そそくさとハンドルをHiloに向けたのだった。
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2007年5月25日金曜日
【輝く風】Morning Breeze
夜通し降り続いた雨が、明け方になってようやく上がった。
水平線から陽が昇り、やがて厚くたれ込めた雲の向こうに隠れると、
それまで湿り気を帯びていた辺りの空気が一気に乾き始める。
上空は既に晴れわたり、蒼色の彩度が増してきている。
ひんやりとした海風が露出した肌を優しく刺激する。
今日も、きっと素晴らしい一日になるだろう。
明るい希望と、漲る力を与えてくれる、
愛すべきモーニングブリーズ。
いつもありがとう。
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2007年5月24日木曜日
【輝く風】晩秋のコナ
晩秋というより初冬に近い、
ハワイ島、コナコーストの夕暮れである。
溶岩大地の漆黒と、その上に根を張る雑草の深く鮮やかな緑。
そしてどこまでも蒼い太平洋。
草は風に翻弄され美しく波打ち、
猫じゃらしの穂が逆光に輝き揺れる。
この島特有の自然が創り出す、絶妙のコントラスト。
あたりの空気には、
ノスタルジーという仄かな香りが染み込んでいて、
僕の脳裏をくすぐる。
リゾート客として初めてコナ空港に降り立ち、
コハラコーストに向かう途中の、
茫漠とした景色を目にした時に感じた、絶望にも似た驚き・・・。
その後、幾度となく訪れるに従い、見慣れた景色となり、
更に今では、安らぎや郷愁までも感じてしまう
不思議に素敵な場所ヘと印象が変わってしまった。
The Big Island is the marvelous island!
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2007年5月21日月曜日
【輝く風】天使のはしご
"Angel's ladder"・・・「天使のはしご」。
聖書では"Jakob's ladder"・・・「ヤコブのはしご」。
日本では「光芒」と呼ぶ。
積雲の隙間から光が差し込み、
まるで天と地を結ぶ階段のように見える現象だ。
どちらにしろ、なんて素敵な呼び名なんだろう。
ノースのワイメアベイで撮ったこの時の空は、本当に凄まじかった。
僕がハワイを本格的に撮り始めて間もない頃の写真である。
「もっともっと深くハワイの美を探求して行きたい」という切なる欲望を
抱くに至った、正にきっかけとなったショットでもある。
この地球上では、それこそ様々な自然現象が日々繰り返されている。
ハワイというごく一部のエリアに限ったとして、
その森羅万象の1コマ1コマを、
残る生涯で可能な限りこの眼で確かめたいと思うと、
僕はじっとしていられなくなってしまう。
この先、どれだけの感動に出逢う事ができるのだろう。
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2007年5月20日日曜日
【輝く風】Under the coco tree
若い頃、アメリカ本土を放浪中にフロリダのキーウエストに立ち寄った事がある。
ヘミングウェイの「海流の中の島々」を読んで、
そこに出てくる波止場やバーの空気を
実際に吸いたくなったのがきっかけだった。
当時ダスティン・ホフマンが主演した映画「真夜中のカウボーイ」張りに
ニューヨークから、まる二昼夜グレイハウンドに乗り続けて・・・。
ようやく着いたその日に熱が出て体調を崩し、
民宿のようなB&Bで寝込んでしまったのを覚えている。
あれから二十数年、このマウイ滞在中に、
もう一度じっくり読み返してみたくなった。
で、部屋から文庫本とカメラバッグと
キンキンに冷えたビールをコークの紙コップに注いで持参。
コンドの中庭から外れた、誰もいないエリアのヤシの木陰の芝生に寝そべった。
土曜日の昼下がりなので、ビーチもプールも賑やかだ。
でも、この場所には僕しかいない。
けだるさを増幅させる生ぬるい風がなぜか妙に心地いい。
さあ、のんびり読書しよう。今日は写真を撮る気分じゃない。
・・・と決めた矢先、
どうしても1カットだけ撮っておきたくなってしまった。
どうでもいいような、どちらかというと、つまらない風景。
青い空と蒼い海、そしてヤシの木がなぜか却って心をいじめる。
倦怠感や虚しさに自分を落とし込むような、重く切ない景色。
そんな写真をどうして撮ったのか。
それは、この時の自分に対する漠然としたやるせない思いを
忘れないための記念写真としてだろうか。
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2007年5月17日木曜日
【 ハワイに棲む者達】Nene
ハワイの州鳥、ネェネェ(ハワイアン・グース)に出逢う事ができた。
ハレアカラ山頂での撮影を終え、下山途中の
まだ眼下に雲海が見える辺りだった。
グースと言えば雁だ。水かきがあるから確かに水鳥なのだが、
どうしてこんな高地に棲息しているのだろう。
僕は動物学者でも鳥類研究家でもないので、深く追求する気はない。
それよりも、この端正で聡明そうな横顔にとても感銘を覚えた。
もちろん触れたり餌をあげたりしてはいけない。
至近距離からカメラを向けてもまるで意に介さない。
堂々としていて威厳がある。
人からの援助など無用だと言いたげな、その誇らしげな仕草は
なんだか自分がちっぽけに思えるほどである。
雲海の彼方をじっと見据える姿は、
僕が鳥だったらきっと憧れてしまうだろうな。
キャーッ、ステキー!!
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2007年5月16日水曜日
【輝く風】必然であることの証し。
昨日で伊勢丹相模原店での写真展が終わりました。
長い様で短かった6日間、
このブログにいつもコメントしてくれる方々や、
SNSに友達登録している方々との初の対面。
人気のハワイブログALOHA planetの葉音ちゃんや
mixiコミュ「LINO MAKANI」管理人のロドリゲス氏のご来展など、
本当に大勢の方々との出会いや再会が実現し、
大変実りの多い6日間でした。
この場を借りてお礼申し上げます。「本当に有り難うございました!」
そして、とてもいい感じで接客してくれた
マイワイフのYUKO tee(左上写真)をはじめ、
Maoちゃん(右上写真・左)とKeikoちゃん(右上写真・右)
それからここには写ってないけど、吉祥寺店でお世話になった
NakoちゃんとYukaちゃん、Norikoさん。
みんな本当にお疲れさまでした。
アリガトネ!(葉音ちゃん風挨拶)
更に更に、会場内を常に素敵な香りで満たしてくれた
プアケニケニのフレグランスは、
僕の写真作品より数段人気があった気がします。
※このフレグランスについてのお問い合わせは、
本ブログの右列にある僕の「詳細プロフィールを表示」し、
E-mailにてお願い致します。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
さて、本題。
大袈裟なタイトルを掲げているが、
14日にアップしたライフガード小屋の周囲の雰囲気を
ぜひともお見せしたかったのだ。
こんな光景とすれ違ったら、
誰だって絶対にUターンしたくなると思う。
この場所は朝日が射し始めるほんの数分間が一番美しい筈で、
その時間にしっかり居合わせる事ができたのは「必然」だって事だ。
ま、いいか。そんな事どっちでも。クドくなるから。
・・・でも、これぞ「LINO MAKANI !!」って感じじゃない?
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2007年5月14日月曜日
【 輝く風】偶然? いや必然かも。
キヘイの海岸にいくつか残っている
木造のライフガード小屋。
最近はどこのビーチでも金属製や樹脂製の小屋がほとんどなので、
この、いい具合にヤレていてペンキを何度も塗り重ねた、
素朴で絵になる小屋は珍しい。
早朝、マケナへ向かう途中にこの辺りをドライブしていた時、
東側のハレアカラの稜線から朝日が顔を出し、
右手の海岸線を照らし始めた。
こんな時のドライブが大好きだ。
FMから流れる明るい曲想のハワイアンソングに乗せて、
ハイテンションで早口な調子のDJが、
これから始まる1日をとてもハッピーな気分にしてくれる。
自然に顔面がほころび、鼻歌まじりで運転していると、
白と黄色に塗り分けられたそのライフガード小屋に
木漏れ日が差してきらきらと揺れているのを見つけた。
「なんてキレイなんだ!」・・・。
咄嗟に停まろうとしてミラーに目をやると
そこに写っていたのは、
荷台にロングの板と2人のロコボーイを乗せた
赤錆だらけのピックアップトラックで、
車間距離が結構つまっていた。
僕はクルマを路肩側に徐々に寄せながらアクセルを緩め、
左腕を窓の外に出して「先に行ってョ Go! Go! Go!」みたいなサイン
(どんなサインやねん)をすると、トラックはエンジンを一瞬咳き込ませ、
かろうじて3気筒だけが回っている様な不規則でだらしのない排気音を
破れたマフラーから吐き出して追い越して行った。
乗ってる奴ら全員で、真っ黒な手のシャカサインを返しながら。
「みんなハッピーなんだナー」なんて思いながら Uターンし、
さっき偶然に見つけたその場所に戻って撮影を開始。
陽が当たり始めた直後の小屋・周りの緑・その先のビーチ・空・風・・・。
偶然にしては、ちょっと出来過ぎだ。
全てが完璧と言えるほど美しい。美しすぎる。
ハワイの島々は、とてもさりげなく、そして頻繁に
こんなシーンを見せてくれる・・・けれどもそれに気付かない人が多い。
だから、たまたまそこに居合わすことができるかできないかは、
偶然ではなく、僕にとっては必然なんだとこの頃思ったりもしている。
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2007年5月9日水曜日
【 お知らせ】今日からスタート伊勢丹相模原店
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
伊勢丹相模原店・本館5階
小田急線相模大野駅・北口より徒歩
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
5月9日〜14日・10:00〜19:30
※最終日は17:00までとなります。
この機会にご高覧いただけたら幸いです。
会場にお越しの際には、気軽に声を掛けて下さい。
ISETAN相模原店ホームページ
ハワイ州観光局
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伊勢丹相模原店・本館5階
小田急線相模大野駅・北口より徒歩
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
5月9日〜14日・10:00〜19:30
※最終日は17:00までとなります。
この機会にご高覧いただけたら幸いです。
会場にお越しの際には、気軽に声を掛けて下さい。
ISETAN相模原店ホームページ
ハワイ州観光局
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2007年5月8日火曜日
【輝く風】Q u i e t W a v e
Kaneohe Bayの晩夏の夜明け。
陽は未だ昇らず、水面は静謐を極めている。
聞こえるのは微かな小鳥のさえずりだけ。
平穏な風のそよぎを肌に享け、感覚中枢が目醒め始める。
投錨した帆舟のマストを忠実に映しだすさざ波。
妖しく横たわるKualoa Pointの森陰。
青黒い雲の間で徐々に輝きを増す黄金色の宇宙。
こんなにも美しい光景を独り占めしている僕は、
今この瞬間は、間違いなく世界一幸せなおじさんだな。
・・・なんて思ったりして・・・ゴメン。
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2007年5月6日日曜日
【輝く風】ありふれた光景
ハワイならどこにでもある普通のもの。
いや、ハワイに限らず南の島なら、いつでもどこでも目にするもの。
別にことさら写真でお見せするようなものでもない。
ところが、こうして陽の光を受けている所をクローズアップにすると、
もうそれだけで1枚のアートになってしまうのがハワイの凄いところだ。
フレーム内に収められた空気感が、その場の温度や匂いまでも連想させる。
身近にあるもの、でも見落としがちなもの。
そこに潜んでいる温かく優しい何か・・・
・・・そんな、人の心を癒してくれる光景を探し求めて、
「LINO MAKANI」というテーマの下、
僕はこれからもハワイを撮り続けていこうと思う。
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2007年5月5日土曜日
【輝く風】A deserted house in Lahaina
ラハイナの海沿いの通りに面した外れで、廃屋を見つけた。
1964年にアニマルズが歌って大ヒットした「朝日のあたる家」の
もの悲しいフレーズ、"♪There is a house in New Orleans〜"を思い出した。
しっかり海が見える一等地なのに、ポツンと取り残された1軒の家。
寂しそうな佇まいが、周囲の空気に全然つり合わない。
僕が撮る、LINO MAKANIというテーマにもそぐわない。
しかし、これもハワイの現実の一部分なのだろう。
チャイニーズやジャパニーズはもちろん、ネイティブハワイアンまでもが
マイノリティとして居心地の悪い思いをする街、ラハイナ。
うわべだけを見ている日本人観光客には分かり得ない、
深い根っこの部分にある人種的な軋轢、そして葛藤。
アメリカ人達が闊歩する日向の反対側で、
未だに暗い歴史を引きずりながら日陰を歩く
彼等の苦悩の色が漂っている街なのだ。
でも、卑屈になってばかりはいられない。
ハワイの中では特有のラハイナという街の保守的な空気も、
アメリカ本土の田舎町に行けばごくごく当たり前で普通な事だし、
それを感じるか感じないかは自分次第。
そんな事を気にしていたら、いつまでたっても過去は消えない。
少なくとも俺は躊躇せずにこの街に溶け込んでいってやる。
そんなことを思いながら、この写真をもう一度見直してみた。
う〜ん、なにもそんなに重く考えることなんかないよ。
きっとこの家の住人だって
もっと快適で大きな家に引っ越したんだろ。
そうさ、そうに決まってる・・・。
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2007年5月4日金曜日
【 Hawaiian Plants】緑の怪物
Waikaneの家の庭には巨大なモンステラが生い茂っていた。
朝まで降っていた雨に濡れて、キラキラと輝いている。
ウインドワードのこの辺りは風も強いせいか、
葉の表面には風を通すための穴が無数に開いている。
以前にハワイ島のジャングルの中で見たものには、
穴が一つも見当たらなかった。
きっと、風が吹かない場所なのだろう。
棲む環境に順応しながら生きて行けるモンステラは偉い。
深い緑の大きな葉をゆっくり揺らしている姿は
やっぱりモンスターを想像してしまう。
だから「緑の怪物」。
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2007年5月2日水曜日
【ハワイに棲む者達】1本足のハト
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
息子と妻がビーチで遊んでいる間、
僕は木陰でボケーッと微睡んでいた。
穏やかに繰り返す波の音と気持ちのいい微風が
否応無しに眠気を誘う。
何羽かの真っ白なハトが浜辺で食事をしている。
すると、その中に片足だけでピョンピョンと跳ねているコがいた。
悪い方の足を引込めて、首を上下左右にせわしなく振りながら餌を探している。
明らかに他のハト達より真剣だ。
身体にハンディキャップがある者は、健常者よりも何倍も努力して生きていかなければならない現実。
楽園ハワイに棲むハトの世界ですら、変わりはないのだ。
「大変なんだな〜、どんな世界でも。」と心の中でつぶやきながら、この写真を撮り終えた後、どうしても睡魔に勝てず、ゆるーい眠りに落ちて行く自分がなんだかとても情けない奴に思えたっけ。
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息子と妻がビーチで遊んでいる間、
僕は木陰でボケーッと微睡んでいた。
穏やかに繰り返す波の音と気持ちのいい微風が
否応無しに眠気を誘う。
何羽かの真っ白なハトが浜辺で食事をしている。
すると、その中に片足だけでピョンピョンと跳ねているコがいた。
悪い方の足を引込めて、首を上下左右にせわしなく振りながら餌を探している。
明らかに他のハト達より真剣だ。
身体にハンディキャップがある者は、健常者よりも何倍も努力して生きていかなければならない現実。
楽園ハワイに棲むハトの世界ですら、変わりはないのだ。
「大変なんだな〜、どんな世界でも。」と心の中でつぶやきながら、この写真を撮り終えた後、どうしても睡魔に勝てず、ゆるーい眠りに落ちて行く自分がなんだかとても情けない奴に思えたっけ。
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