
晩秋というより初冬に近い、
ハワイ島、コナコーストの夕暮れである。
溶岩大地の漆黒と、その上に根を張る雑草の深く鮮やかな緑。
そしてどこまでも蒼い太平洋。
草は風に翻弄され美しく波打ち、
猫じゃらしの穂が逆光に輝き揺れる。
この島特有の自然が創り出す、絶妙のコントラスト。
あたりの空気には、
ノスタルジーという仄かな香りが染み込んでいて、
僕の脳裏をくすぐる。
リゾート客として初めてコナ空港に降り立ち、
コハラコーストに向かう途中の、
茫漠とした景色を目にした時に感じた、絶望にも似た驚き・・・。
その後、幾度となく訪れるに従い、見慣れた景色となり、
更に今では、安らぎや郷愁までも感じてしまう
不思議に素敵な場所ヘと印象が変わってしまった。
The Big Island is the marvelous island!
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