2009年12月26日土曜日

LA KU NA オープンしました。



写真は、2006年にシグ・ゼーン氏とのコラボレーションで

ハワイ島ヒロで撮影した作品。

彼がデザインしたモチーフの生地を、

実際にその絵柄をスケッチした場所に持ち込んで、

本物の植物と一緒に太陽の光の下で撮影。

ずっと雨が降り続く中、撮影現場に到着した途端に

雲が割れ、太陽の光がその場所にだけ届くという不思議な出来事が、

なんと3ヵ所で立て続けに起きるという神秘的で奇跡的な

現象によって作り上げる事ができた、とても貴重なコラボ作品なのだ。

それぞれ、この世にたった1点しか存在しない完全限定の

ダブルシグネチュアのリミテッドエディションというのもスゴイ。

自分の秘蔵作品で、世に出さずに仕舞っておいたものを

なんと、この LA KU NA にできた常設ギャラリーに展示する事に。

そして、そして、

本当に短時間で準備をし、やっと25日のクリスマスに

なんとか間に合って無事オープン。

妻のYukoTee"や、共同経営のN氏は3日間徹夜して頑張った。

他にも沢山の方々の協力で、とても素敵な空間が誕生。

LA KU NA

どうか、皆様。ラクナに遊びに来て、のんびり「ラク〜ナ」気持ちで

五感を癒してください。

待ってます。

Motomu Takayama

2009年12月19日土曜日

Shop in Resort LA KU NA



上はマウイ島の渓谷で見つけた、妙に「和」な景色。

やっぱり自分も日本人、こんな場面に癒されたりもする。

そして、次の写真はマウイ島の東、Hana へ行く途中の景色。

しかし、こっちはどう見ても南の島。

海では雨が降っているのに、陸の植物たちは

時々射して来る陽光を浴びて気持ち良さそうでしょ。



で、なぜ写真の中に見慣れない名前が入っているのか・・・。

Shop in Resort
L A K U N A


・・・・・・なにそれ?

うん、実は今度

僕の作品を常設で展示するギャラリーが

湘南・藤沢にオープンする事に。

その名も、

ショップ イン リゾート・ラクナ」と

申します。

以後、お見知りおきを!

12月25日にオープンしますので、

お近くの方、ぜひ、どうぞ、

いらしてください。

ヨロシクーーー!

「マジにクリスマスですがなー。」
人気ブログランキングへ

2009年12月11日金曜日

ウィリウィリ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

つい一年前までは知らなかった。

ハワイの固有種で「ウィリウィリ」って言う植物があった事。

まるで珊瑚のようにたくさんの枝が密集していて、

葉が殆ど生えていない木。

ちょっとグロくて、夜なんかにシルエットだけを見ると不気味だ。

ちょっと調べたら、

今、このウィリウィリさまは、絶滅の危機に瀕しているらしい。



オーストラリアではハリケーンの別名を

「ウィリウィリ」と言うらしい。

「らしい」を使い過ぎで恐縮だが、確証がないので悪しからず。

ハワイ島の東には確か「ナー・ウィリウィリ」という

海岸があったような気がする。

ハワイ語では「ウィリ」は"Wili"と書いて

「グルっと回るもの」的な意味らしい。

とすると「ウィリウィリ」は「グールグル回る」って感じ?

「ナー」は「たくさん」だから、

「ナー・ウィリウィリ」だと

「すげーいっぱいグルグルしてる」って事かな。

てか、話の核心がズレズレだけど。

この木の事が気になって、いつも意識していたら

マウイ島やハワイ島では良く目にするのだが、

殆ど枯れ木状態のものばかりだった。

しかし、前回のブログで書いたハナへ行った時、

その先の場所で、

黄色い花を咲かせているウィリウィリさまを発見。



なんだか嬉しくなって大声で

「ナー・ウィリウィリが咲いてるゾー」って。

「ナー」はいらなかったかナー。

おそまつ・・・。

「ポチポチクリスマスですナー」

2009年12月5日土曜日

Color of Skies in Hawaii

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

昨日やっと次の「ハワイスタイル」の原稿を書き上げて、

編集部に送信した。締め切りにギリギリセーフ。

12/25発売の第20号は、創刊5周年記念のスペシャル号で、

いつもと違う編集内容らしく、

与えられたテーマが難し過ぎて、すげー大変だった。

まあ、期待してッ!

さてと。

今日のブログテーマは「ハワイの空の色」。

ちょっと前にも書いたけど、

僕はハワイの雲や空が大好き。

なので、またまた「空」特集だ!

今回はウンチクなしでどーぞ!



オアフの東海岸の午後
  ・
  ・
  ・
  ・


ハワイ島コハラコーストの午後
  ・
  ・
  ・
  ・



オアフの東海岸の早朝
  ・
  ・
  ・
  ・
さて、今週は9日から

小田原のダイナシティ内にある、

ロビンソン百貨店の4階イベントスペースで、

LINO MAKANI 写真展をやります。

14日までの6日間、ハワイアンフェアが開催され、

連日、フラスタジオのステージや、

ハワイアンショップが出展します。

LINO MAKANI も、今年最後の写真展となりますので、

気合いを入れて頑張ります。(何を頑張るねん!)

お近くの方、ぜひいらしてください。

「ポチポチクリスマスですね」

2009年11月30日月曜日

Heavenly HANA

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

マウイ島のハナに4年ぶりに行ってみた。

「天国のようなハナ」と形容される特別な地。

ハレアカラ山の東に位置するため雨が多く、

しっとりとした空気が漂う

とてもメロウな村である。



アメリカ本土からセレブ達がお忍びで、

それも、プライヴェートジェットでやって来るらしく、

エアポートまでも備わった「村」なんて、

やっぱり特別だよね。

上の写真は、その村の高級ホテル、

"Hotel Hana Maui"のシャトルバス。

当然だが、タクシーはない。

僕達は、カフルイからくねくねとした

ハナ・ハイウェイを延々ドライブしてようやく到着。



ハワイのマウイの奥の奥。

何もしないで、心からゆったりと寛ごうという人には

最高の場所なのだろう。

2枚目の写真は、4年前に来た時の

ハナの先にある教会。

入り口でカップルが愛を誓い合っていた。

そして更に先へ進んで行くと、

地の果てのように荒涼とした原野に一本の道。

ハワイ中のどこにも似ていない

現実離れした、独特の景観がず〜っと続く・・・。

不思議な場所。



南マウイのキヘイやワイレアに抜ける道があれば、

もっと楽に行き来できるのにと思うが、

そうならないために、道は造らないらしい。

サスガマウイ、ウマイ!

「プチ観光ガイドでした」

2009年11月23日月曜日

お笑い系プルメリア



ハワイでちょくちょく見かける白いプルメリア。

高温多湿なシンガポールから渡って来た外来種で、

あちらではFRANGIPANI(フランギパニ)と呼ばれている。

一方、赤やピンクのプルメリアは、

高温で乾燥している南米から渡来したためか

雨や湿気に非常に弱く、冬(雨期)には

枯れ木のようになってしまう。

でもこの白プルさんの方は常緑種なので

いつでもどこでもハワイ中で目にする事ができて

ちっとも珍しくない。

しかーし、その白プルさん、

珍しくないと思われている事を気にしているらしく、

まるでギャグっぽい花を咲かせてしまう事があるらしい。

・・・・・コレだーー!!

ワン・ツー・スリー!



あれ?この子だけ花びらが一枚足んなーい!

ありゃりゃ、やっちまったナー・・・みたいな?

花びら4枚だと、なんだか変な感じやで、白プルさん。

ギャグというより
ドジった感じやー!
(これ一応ツッコミ)

かと思うと、

ドッヒャー!!!



あなた、1枚多くないっすかー?

でも、こっちの子はマヌケな感じというより

プチセレブみたいな感じかな?

「私だけ6枚花びら、おしゃれでしょー?」ってアンタ!

一本の木なのにこんなヘタレギャグみたいな

ありえへん事を恥ずかしがらずに見せてくれる

とてもお笑い系な白プルさんもいるのだ、ハワイには。

今度、もし白プルさんを見つけたら、

あなたもじっくり腰を据えて、花の一つ一つをチェックしてみたら?

言っとくけど、あなたが変な人に見えるかも知れないので、

できればカメラなど構えて、撮っているフリをしながらね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

話はコロっと変わるけど、

妻のカメラのスナップ写真を見ていたら

こんなカットがあったので載せちゃいます。


夏の終わりにラニカイのハウスでBBQをした時のゲストがスゴイ!!

左にはあの
本田直之さんカッコイイ!・オイラ最近仲良しっす。

彼、11/26に「ハワイを極める50の法則」を出しますが
僕は直筆のサイン入り本を頂いて、発売前にもう読んでしまったよ。ヘヘヘ
感想としては、本田氏ならではのレバレッジな理論がそのままハワイを極めるためのノウハウとして活かされている感じで、とても解りやすく「流石だなー」と感心。この僕でも知らなかった事が沢山出てきて一気に読み終わってしまったな。
もちろん、「ううんうん、そうだよな」と思う同意見の箇所もあって、そこはそれで嬉しかったりしました。
「心構え編」から「初級編」「中級編」「上級編」まで、かなり深くてヤバイ内容が一杯で、これは絶対に読む価値あります。

右にはカメラを向けると必ずオバカ面をしてしまう、へなちょこしゅん。
最近「ハワイタイムマシーン」というハワイの歴史の本をへなさんなりの語り口でまとめあげたもの(らしい・・・へなさんは本くれへんし、まだ読んでへん)を出したが、一応こっちもお薦めということで・・・。

真ん中の僕は、うつむき加減に肉を食いながらハングルースしたらエラく爺ちゃん(見た目はもっと若いがナ)に映ってるけれど、まあそれはイイとして、こんなに著名な執筆家が昼間っから一つのテーブルでBBQを食ってる絵がなんだかおかしいでしょ。

「オレもポチポチ次の本かな?」

2009年11月16日月曜日

Waikiki Twilight Town

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

この写真の場所、どこだか分かる人は?・・・

・・・はい、そう、そのとおり!

アラモアナビーチパークの池の畔から

ワイキキ方面を観てカシャッ!

が正解。



そろそろ暮れかけた東の空には

くれない色の雲。

まだまだ明るい西側の空を全身に映り込ませて、

眩しいほどの輝きを放っている高層ビル。

その空のブルーのコントラストがとても面白い。

ふと、池の水面を観ると、椰子の木の影とともに

暗い夜空へとスピードを上げて変化して行く夕焼けが

さざ波となって映し出されていた。



上は夕焼けのピーク時の水面。



その後、夕焼けも終わりに近くなり、

オレンジ色からピンク色、そしてパープルへ。

上空はかなり暗くなって、完全に「夜」へと移り行く。

東の空に視線を戻せば、

そこは既に、

当然のごとくしっかりと「夜」であった。



さっきのビルは、

かろうじて残っている低い空の茜色を

未練がましく反射し続け、

「夜景モードにはまだ早いよ」と言いたげだ。

ハワイの大都会、ワイキキだからこそ

観ることができた、

ちょっぴりロマンティックな

トワイライトタイム。

「ロマンが似合わなくてもポチッ!」

2009年11月10日火曜日

リノ・マカニも早240回



前回の雲に続けて

「これこそハワイの空だぜー!」な一枚。

早朝のオレンジ色を映し込んだ雲たちや、

陰になって陽が当たらない雲たち。

ずっと高い空にいる高層雲と、

水平線ギリギリの低い雨雲。

広い空の中で同時にいろんな雲が混在していて、

やっぱりイイなー、ハワイの空。

さて、2007年の3月1日に始めたこのブログも今回が240回目。

LINO MAKANI(ハワイの輝く風)をテーマに、

他のカテゴリーも若干あるけど、

よくもまあ、ここまで続けて来れたものだ。



何にでも飽きっぽい性格の僕が

どうしてこんなに続けられたのか・・・

それは「ハワイ」がテーマだから。

そして、いつも覗きに来てくれるあなたがいたから。

本当にありがとう。

これからも頑張る(気楽に)ので

引き続き、コメント書き込みやポチをどーかど−かよろしく!!

(2枚目の写真はワイキキのヒルトン・

グランドワイキキアン・ペントハウスで撮影)

そうそう、

ハワイ島ヒロでネーチャーガイドとして活躍されている

長谷川久美子さん(この方は実は映画「ホノカアボーイ」に出演

していた女優でモデルの長谷川潤さんのお母様)が

ブログの中で僕の写真集を紹介してくださいました。こちら→

まだお会いした事はないのですが、

共通の知人がたくさん関わっていて知り合った訳です。

でも、高山なおみ(料理家・妹)が先に彼女に会えてしまうなんて・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

さてさて、福岡・天神で開催していた高山求の個展「LINO MAKANI」。

8日をもって無事終了しました。




現地の事をなにも知らない僕と妻をずーっとサポートしてくださった

JUNKOさん、そしてウクレレプアプアのSUZAKIさんを始め、

たくさんの方々のフォローのおかげで大成功に終わりました。

(案内DMを出さない個展は少ないので当初は不安でしたが・・・)

ご自宅が福岡で単身東京赴任中のKUBOさん、きれいなお花をありがとう。

偶然、東京から福岡に遊びにきていたAKANEちゃん、ありがとう。

そして、あのレバレッジシリーズで130万部のベストセラー作家、

本田直之さんとその仲間の方々もご来廊され、ビックリ&感謝感謝。

3日には福岡のFM局「LOVE FM」とKBCラジオ「PAO-N」の二つに

生出演しちゃったりで、忙しくも楽しい福岡出張でした。

これからが旬の「ふぐ」もめちゃうまでした!

また来年も絶対に福岡でやりてーぞー!(失礼)

「これからもよろポチッ!」

2009年11月5日木曜日

雲さまの仕事

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ハワイだけに限らず、地球のどこでも

空の雲達はスゴイと思う。

もしも彼らが地球上に存在しなかったら・・・

絶対に雨や雪が降らない。

そうなったら、川や湖が涸れてしまう。

大地はカラカラに渇いてしまい植物は生きられない。



時には荒れ狂って大きな災害をもたらすけれど、

それは雲の仕業というよりも

太陽と大気に操られて、仕方なく暴れているような感じがする。



ハワイで様々な風景を撮影していると、

一日中ずーっと雲を意識するようになる。

朝夕の、紅に染まる雲達。

山の上にモクモクと現れる積乱雲。

ずーっと沖で雨を降らせながら流れて行く雨雲。



隙間から陽の光を鋭く射出して

天使が降りて来るための階段を作る雲。

毎日違うパフォーマンスを披露してくれる多才さに、

僕はいつもウットリしてしまう。

雲さま!あなたを嫌いな人なんていないと思いますが、

ボク、大好きです!惚れてます!

愛してます!

2009年10月31日土曜日

Sad Summer at North

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

オアフ島では、ノースショアは冬に賑わう。

大きな波を求めて、大勢のサーファー達がやって来るから。

ところが、ここ3年くらい、僕が冬のノースに波を撮りに行くと、

全然いい波が立たないのだ。

クルマや人ばかりが多くて、その上、波が無いと、

つくずくガッカリしてしまう。



なので、ハナから北を諦め、

東のマカプウビーチあたりに行ってみると、

すんげえイイ波が打ち寄せていたりして・・・。

それが、最近の冬場のオアフだったりする。

逆に夏場にノースに行ってみると、

人もクルマも少なめだし、道路も空いていて

何となく寂しげだが、僕はそんな空気が大好きだ。

でも、予想を超える大きな波が立っていたりして、

「夏の方が全然イイじゃん!ノース!」ってなる。



波乗り人もボディボー人もめっぽう少なくて、

その上、みんなあんまり真剣に頑張っていない。

たまたまラッキーな夏の大波・・・。

だからシャカリキにならなくてもいいんじゃないの?ってな風なのだ。

なのでだろうか、ちょっぴり海が悲しんでいるように見える。

「折角のプレゼントをもっと大勢に味わって欲しいよ」ってね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

さてさて、今日の昼過ぎのJALで福岡に飛びます。

明日からの天神、KONYA GALLERYでの個展、

九州のハワイ好きな皆さん、ぜひどうぞ!

お待ちしてます。

「ポチッは力なり」

2009年10月26日月曜日

朝の影は・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・

お天道様が「これでもかぁー!」と

明るく熱い光をそそぐ日中が、とてもハワイらしくていい

・・・という話をしたよね、前回。

そこに日陰が在ればもぅ最高だよね・・・という話なのだが、

それなら朝の方が、もっと素敵な日陰を作ってオレ達に見せてくれる。

・・・ただ、それがハワイらしいかと聞かれたら

・・・うーーーん、どーかな?

例えば、夜露に濡れた庭の芝生が、

日の出の直後のお日様に、

低い位置から照らされ始めたときの



なんとも言えない清々しい眺め。

それって、オレはけっこう好きなんだけど

取り立ててハワイっぽくはないんだよナー。

でも、普通に誰でもが目にする光景だったりするから、

「なんかいいよね。」って言う事をわかってくれる人も

けっこう居るんじゃないかな?(話がクドイ?)

そして、まだ陽が射し込まないうす暗い叢に目をやると、

そこにポツンと生っているティリーフが、

ボンヤリと輝きを放っていたりして・・・。



そんな場面を見つけると、オレはもう嬉しくなって

狂ったようにヘラヘラしてしまう。

で、「ほらほら、やっぱりハワイだよねここは」って思う。

だって、こんな葉っぱ、日本には無いっしょ!!

・・・・・・・・・・・・・・・・

さてさて【お知らせ】です。

今度の日曜日(11月1日)から、

初めて福岡で個展を開催します!

九州にお住まいの方、

「リノ・マカニ」のオリジナルプリントが生で観られる、

こんな機会はもう二度と無いかも知れません!

・・・って大袈裟やなー。

・・・ま、宜しかったらぜひどうぞ、いらしてください。

待ってます。

「いつもいつもポチッに感謝です」

2009年10月20日火曜日

SHADE in HAWAII(日陰)

・・・・・・・・・・・・・

考えてみるとネ、

オレはいつも「日陰」というモノを探していたんだヨ、ハワイでは。

でもそれって、

ハワイの陽射しがメチャメチャ強烈で、もういい歳だし、

それに耐えられないからというワケではないんだヨ、決ッシテ。

「日陰」さんには「日向」さんよりも奥ゆかしい何か・・・解るかナ、

「日向」さんの様に露骨であからさまではない何か・・・解るかナ、

なんとなくホッと落ち着ける優しさのような何か・・・解るかナ、

ヒトを癒すヒンヤリヤンワリした空気が、

そのほの暗い空間に漂っているから・・・かも知れないナー。



ただし!

その場所にはいつでも強い陽射しの「日向」さんが

キッチリ居なければならないのだヨ。

何故か!・・・それはネ

そこにできる「明」と「暗」のコントラストが

オレが探し求めている「ハワイのリノマカニ」だからサ。

お陽さんが真上から直射する時間帯は、

写真的にはあまり「絵」にならないと普通は考えられているよネ。

確かにそうかも知れない、いや、そうなのだ。



でもオレは、真昼のそのストレートな陽射しこそが

一番ハワイらしいと思っているし、だ〜い好きなので、

真っ昼間でもカメラをぶら下げて、休む暇もなく

あっちこっちをほっつき歩いている。

当然、朝だって夕方だって絶対にイイに決まっているから、

結局は丸々一日中ずーっと仕事モードってワケだ。

で、何が言いたいかって?

ちょっと愚痴ってみただけサ、ハハハ・・・。

「愚痴っぽいオレでもポチッくれる?」

2009年10月15日木曜日

ウル(パンの木)と滝

・・・・・・・・・・・・・・・・・

ハワイではキルトのモチーフとして

最もポピュラーで、とても絵になる木が

Uluと呼ばれている「パンの木」。

民家の庭や森の中でたまに見かける。

天狗のウチワの様なカタチの大きな葉と、

黄緑色の丸くて大きな果実が特徴だ。

そんな「ウル」が、僕はなんだか大好きで、

ついついカメラを向けてしまうのだが、

いっぱい撮り過ぎて、ちょっと飽きてしまっていた。



そしたらなんと、ウルちゃんったら、

マウイ島ワイルアの滝の脇の崖に生えていた。

以前、ここを撮りに来た時にはまったく気づかなかったが、

滝から流れ落ちるスプレーを浴びて

気持ち良さそうに揺れている。

「滝を撮ろうと思って来たのに、

こんなところでキミに遭えるなんて!」つー感じ!

なんだか、ずーっと気になっていた昔の恋人に

偶然バッタリ再会した時のような、

ミョーに嬉しい気分になって、

きっとヘラヘラとニヤけていたに違いない、オレ。

「ポチッでウルウルしちゃうかもナ」

2009年10月8日木曜日

A QUIET DAWN

・・・・・・・・・・・・・・・・

ただ潮騒だけが聞こえる、

夜明けの浜辺。

短い間隔で寄せ来るさざ波は、

己の透明さをひた隠しにしながら

空の明け色をまとっている。



やがて、水平線に陽が現れると

海面を舐めるような低い陽射しにも拘らず

素の青さを取り戻し、

嵩に似合わない厚い影を連れて打ち寄せる。



ゆったりと流れる時間の中の

ほんの束の間の出来事。

そこに何かがあると思えてしまうのが

ハワイの凄いところかも知れない。

・・・そしてポチッも素敵かも。

2009年10月1日木曜日

Maui

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

僕がハワイをじっくり撮ってみたくなったきっかけをくれた島。

それがマウイ。

島の西側はいつも天候が安定しているし、

全体的にどこか大人な空気が漂う、

程良くバランスがとれていて、落ち着ける。

最近、日本やアジア系のツアー客が多く目につく

カアナパリのエリアは別として、

昔から変わらないワイルクの古い町並みや、

ちっとも気取る必要の無いキヘイのビーチ沿いなど、

とっても居心地がいい。



写真は、そんなキヘイに点在する、お馴染みのビーチハウス。

毎回訪れる度に、この場所を撮るのだが、

今まではデッキの床が僕の肩くらいの高さだったのに、

なんと脚柱を2メートル以上の高さに作り替えてあって、

周囲には「Keep Out」と書いた柵を張り巡らしてあった。

ライフガードの見張り小屋なので、

そりゃ高い方がいいに決まっているが、

以前に撮ったこんな写真なんか、

もう撮る事などできなくなってしまった。

ちょっとガッカリ。

・・・でもポチッはうれしいかも。