オアフ島の東側のある所で、
ベンチに腰掛けて、
ふと建物の屋根の上に目をやると
緑色に輝くヤシの葉がシャラシャラと風に揺れていた。
ただそれだけの事なのに、視線が釘付けになった。
なぜだろう、とても澄んだ空気の中で
透明の小っちゃな魂(タマシイ)の塊(カタマリ)みたいなものが
眉間からポワ〜ンと膨らみ出てきて
知らず知らず、ゆっくりとカメラを構える自分がいた。
ただそれだけの写真なのに、
なぜだろう、けっこう気になる一枚なんだよね。
僕はオアフ島では特に早朝の東海岸が好きなので、
どうしてもそっちに滞在する事が多くなってしまうのだが、
夕方近くになるとコオラウ山脈が翳りを作るために
なんとなく寂しい気分になってしまう場所も多い。
それでも入り組んだ海岸線のビーチによっては、
西日が山肌を照らす時間帯の寂しげな色合いに
ハートをギューッと鷲づかみにされちゃったり・・・。
なんだか切なくなってきて、
急いでノースのサンセットビーチあたりまで
逃げて行きたくなっちゃったり・・・。
汗ばんだり、ラジバン・・・ヘッ!
「先週の週間OUTの数字は何だったの?」
