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3月下旬から4月上旬に、
マウイ島のクラ地区や、このハワイ島のホルアロア地区では、
春を告げる花の代表として、
カラダ中を紫色の小さな花で覆い尽くした
ジャラカンダの大木が、あちらこちらで自己主張している。
その昔、ハワイでは日系人が「ハワイ桜」と呼んで
故郷の桜を忍んでいたという。
和名では「桐もどき」と呼ぶらしい。
南米原産の外来品種だが「世界三大花木」の一つなんだって。
そう言えばあと二つの木はハワイでは本当によく見かける・・・
赤やオレンジ色の、燃え立つ炎のような大振りの花を咲かせている
アフリカンチューリップ(和名:火焔木)と、
黄色や真っ赤な花をどっさり咲かせて、目を楽しませてくれる
ロイヤル・ポインシアナ(和名:鳳凰木)。
どの木の花も僕は大好きだけど、
でも、この三つの内ではやっぱり、ジャカランダが一番好き。
雨季の終わりを告げてくれるパープルフラワーツリー。
ほんの短い期間しか咲いていてくれないし、
ロケーションや天気の条件がなかなか揃わないから、
まだ納得のいく撮影をした事が無い。
いつかは絶対に、惚れ惚れするようなジャカランダの写真を撮ってやる。
・・・そんな思いを抱いたまま、未だ為し得ていないから、
どんどん余計に好きになってしまう、
まるで片想いをしている少年のように切ない想いがつのるばかり。
・・・それくらい好きなんだ。
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