2009年10月31日土曜日

Sad Summer at North

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オアフ島では、ノースショアは冬に賑わう。

大きな波を求めて、大勢のサーファー達がやって来るから。

ところが、ここ3年くらい、僕が冬のノースに波を撮りに行くと、

全然いい波が立たないのだ。

クルマや人ばかりが多くて、その上、波が無いと、

つくずくガッカリしてしまう。



なので、ハナから北を諦め、

東のマカプウビーチあたりに行ってみると、

すんげえイイ波が打ち寄せていたりして・・・。

それが、最近の冬場のオアフだったりする。

逆に夏場にノースに行ってみると、

人もクルマも少なめだし、道路も空いていて

何となく寂しげだが、僕はそんな空気が大好きだ。

でも、予想を超える大きな波が立っていたりして、

「夏の方が全然イイじゃん!ノース!」ってなる。



波乗り人もボディボー人もめっぽう少なくて、

その上、みんなあんまり真剣に頑張っていない。

たまたまラッキーな夏の大波・・・。

だからシャカリキにならなくてもいいんじゃないの?ってな風なのだ。

なのでだろうか、ちょっぴり海が悲しんでいるように見える。

「折角のプレゼントをもっと大勢に味わって欲しいよ」ってね。

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さてさて、今日の昼過ぎのJALで福岡に飛びます。

明日からの天神、KONYA GALLERYでの個展、

九州のハワイ好きな皆さん、ぜひどうぞ!

お待ちしてます。

「ポチッは力なり」

2009年10月26日月曜日

朝の影は・・・

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お天道様が「これでもかぁー!」と

明るく熱い光をそそぐ日中が、とてもハワイらしくていい

・・・という話をしたよね、前回。

そこに日陰が在ればもぅ最高だよね・・・という話なのだが、

それなら朝の方が、もっと素敵な日陰を作ってオレ達に見せてくれる。

・・・ただ、それがハワイらしいかと聞かれたら

・・・うーーーん、どーかな?

例えば、夜露に濡れた庭の芝生が、

日の出の直後のお日様に、

低い位置から照らされ始めたときの



なんとも言えない清々しい眺め。

それって、オレはけっこう好きなんだけど

取り立ててハワイっぽくはないんだよナー。

でも、普通に誰でもが目にする光景だったりするから、

「なんかいいよね。」って言う事をわかってくれる人も

けっこう居るんじゃないかな?(話がクドイ?)

そして、まだ陽が射し込まないうす暗い叢に目をやると、

そこにポツンと生っているティリーフが、

ボンヤリと輝きを放っていたりして・・・。



そんな場面を見つけると、オレはもう嬉しくなって

狂ったようにヘラヘラしてしまう。

で、「ほらほら、やっぱりハワイだよねここは」って思う。

だって、こんな葉っぱ、日本には無いっしょ!!

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さてさて【お知らせ】です。

今度の日曜日(11月1日)から、

初めて福岡で個展を開催します!

九州にお住まいの方、

「リノ・マカニ」のオリジナルプリントが生で観られる、

こんな機会はもう二度と無いかも知れません!

・・・って大袈裟やなー。

・・・ま、宜しかったらぜひどうぞ、いらしてください。

待ってます。

「いつもいつもポチッに感謝です」

2009年10月20日火曜日

SHADE in HAWAII(日陰)

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考えてみるとネ、

オレはいつも「日陰」というモノを探していたんだヨ、ハワイでは。

でもそれって、

ハワイの陽射しがメチャメチャ強烈で、もういい歳だし、

それに耐えられないからというワケではないんだヨ、決ッシテ。

「日陰」さんには「日向」さんよりも奥ゆかしい何か・・・解るかナ、

「日向」さんの様に露骨であからさまではない何か・・・解るかナ、

なんとなくホッと落ち着ける優しさのような何か・・・解るかナ、

ヒトを癒すヒンヤリヤンワリした空気が、

そのほの暗い空間に漂っているから・・・かも知れないナー。



ただし!

その場所にはいつでも強い陽射しの「日向」さんが

キッチリ居なければならないのだヨ。

何故か!・・・それはネ

そこにできる「明」と「暗」のコントラストが

オレが探し求めている「ハワイのリノマカニ」だからサ。

お陽さんが真上から直射する時間帯は、

写真的にはあまり「絵」にならないと普通は考えられているよネ。

確かにそうかも知れない、いや、そうなのだ。



でもオレは、真昼のそのストレートな陽射しこそが

一番ハワイらしいと思っているし、だ〜い好きなので、

真っ昼間でもカメラをぶら下げて、休む暇もなく

あっちこっちをほっつき歩いている。

当然、朝だって夕方だって絶対にイイに決まっているから、

結局は丸々一日中ずーっと仕事モードってワケだ。

で、何が言いたいかって?

ちょっと愚痴ってみただけサ、ハハハ・・・。

「愚痴っぽいオレでもポチッくれる?」

2009年10月15日木曜日

ウル(パンの木)と滝

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ハワイではキルトのモチーフとして

最もポピュラーで、とても絵になる木が

Uluと呼ばれている「パンの木」。

民家の庭や森の中でたまに見かける。

天狗のウチワの様なカタチの大きな葉と、

黄緑色の丸くて大きな果実が特徴だ。

そんな「ウル」が、僕はなんだか大好きで、

ついついカメラを向けてしまうのだが、

いっぱい撮り過ぎて、ちょっと飽きてしまっていた。



そしたらなんと、ウルちゃんったら、

マウイ島ワイルアの滝の脇の崖に生えていた。

以前、ここを撮りに来た時にはまったく気づかなかったが、

滝から流れ落ちるスプレーを浴びて

気持ち良さそうに揺れている。

「滝を撮ろうと思って来たのに、

こんなところでキミに遭えるなんて!」つー感じ!

なんだか、ずーっと気になっていた昔の恋人に

偶然バッタリ再会した時のような、

ミョーに嬉しい気分になって、

きっとヘラヘラとニヤけていたに違いない、オレ。

「ポチッでウルウルしちゃうかもナ」

2009年10月8日木曜日

A QUIET DAWN

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ただ潮騒だけが聞こえる、

夜明けの浜辺。

短い間隔で寄せ来るさざ波は、

己の透明さをひた隠しにしながら

空の明け色をまとっている。



やがて、水平線に陽が現れると

海面を舐めるような低い陽射しにも拘らず

素の青さを取り戻し、

嵩に似合わない厚い影を連れて打ち寄せる。



ゆったりと流れる時間の中の

ほんの束の間の出来事。

そこに何かがあると思えてしまうのが

ハワイの凄いところかも知れない。

・・・そしてポチッも素敵かも。

2009年10月1日木曜日

Maui

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僕がハワイをじっくり撮ってみたくなったきっかけをくれた島。

それがマウイ。

島の西側はいつも天候が安定しているし、

全体的にどこか大人な空気が漂う、

程良くバランスがとれていて、落ち着ける。

最近、日本やアジア系のツアー客が多く目につく

カアナパリのエリアは別として、

昔から変わらないワイルクの古い町並みや、

ちっとも気取る必要の無いキヘイのビーチ沿いなど、

とっても居心地がいい。



写真は、そんなキヘイに点在する、お馴染みのビーチハウス。

毎回訪れる度に、この場所を撮るのだが、

今まではデッキの床が僕の肩くらいの高さだったのに、

なんと脚柱を2メートル以上の高さに作り替えてあって、

周囲には「Keep Out」と書いた柵を張り巡らしてあった。

ライフガードの見張り小屋なので、

そりゃ高い方がいいに決まっているが、

以前に撮ったこんな写真なんか、

もう撮る事などできなくなってしまった。

ちょっとガッカリ。

・・・でもポチッはうれしいかも。