2008年5月30日金曜日

BANANA



僕が小学生だった頃、バナナは庶民の手には届かないくらいに

超高級な果物だった。

一年に一度、遠足の時に食べることができれば良い方で、

それも叶わない事だってあった。

だから、バナナが100本くらい、

房になって実っているところを

テレビや雑誌で目にすると、

「これを一人で全部食べられたらどんなにいいだろう」と

思っては、そのたわわな実をぶら下げた

バナナという植物の美しい姿に見とれていたものだ。

そんなトラウマがあるからなのか、

今でもこの大きくて優しそうなバナナの葉が

風にゆっくりと揺れているのを見るのが大好きだ。

〈人気blogランキング〉