この夜明けのシーンは、僕がハワイで見た沢山のサンライズの中で、最も感動した光景だ。
3月20日のブログでも紹介しているが、この時に撮影した写真の中に未発表のものがいっぱいあって、このままでは写真が可哀想なので、ここで少しお見せしようと思う。
特に水平線近くの海の色が、神秘的なブルーの輝きを発しているところを拡大画像で見て欲しい。
Kaneohe Bayの一番Kualoa寄りのこの場所は、いつも波がなく鏡のように凪いでいて、入射角どおりに朝焼けのオレンジ色が空を映し込んで広がっている。
ところが、湾の外では波が立っていて、そこには、上空の明け始めたばかりのブルーが映り、この不思議な現象が現れたのだろう。
一番手前の空には、黒々とした重そうな雲が厚く低く垂れ込めていて、それを映す目の前の水面は、暗く淀んで見える。
現実にそれを目撃した僕は、驚きと興奮と喜びで視界が潤みっ放しだった。
やがて、水平線の彼方の雲の向こうに陽が昇りはじめ、輝きは眩しさを急速に増して行く。
カメラでは明暗のコントラストが強すぎて、影の部分は真っ黒に落ちてしまう。
でも明るい部分の眩しさ、燃えるような赤の美しさを、なんとか捉えようと夢中で撮り続けていた。
ふと視線を南に移すと、そこでは更に驚きの雲のパフォーマンスが繰広げられていた。
こんなにいくつもの色に染まった雲を、僕は初めて見た。
もし、これを絵に描いたら、どんなに上手くても、きっと嘘っぽくなってしまうだろうとも思った。
「ハワイの魔法」にかけられ、幻を見ていたような朝だった。
この時の海と空の写真は、残念ながら印刷では表現しきれないため、今回のカレンダーでは採用しない事になった。
※この頃コメントが少なく、ちょっとブルーです。なんでもいいですから
気軽に書き込んでください。すぐ元気になりますから。ねっ。
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