2010年3月16日火曜日

雲さんの向こう側のニクい奴

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雲さんは凄いお方だと、以前ここで書いたけれど、

その向こう側で強烈に輝き続けておられるお天道様は

本当にニクい奴だと思う次第なのである。

地球上のどこでも彼の存在は絶対的なものだが、

特にハワイでは、彼がいない日は寂しくて仕方がない。



ドッカーンと晴れ渡った日の海や森や山は

当然のごとく超ステキなのだが、

空に雲さんがフワフワとお出ましになり、

折角のお天道様の光を遮ったりされると、

も〜僕はワクワクしてしまって

お二人のコラボレート・パフォーマンスから

目が離せなくなってしまうのである。



もしかしたら、お二人は仲が良いわけではなく、

雲さんはただお天道様に嫌がらせを

したいだけなのかも知れないが、

強烈に自己主張したがる雲さんを

遥か宇宙の彼方から静かに見守りながら

くっくっくっと苦笑いしているのかも知れないと

思ったりする。



だから、時々、

「おい、邪魔だ! 早くどけよ!」と言わんばかりに、

雲さんの端っこの薄い所を

思いっきり眩しい光線で燃やしてどけようとする。

その瞬間の雲さんは

「うわぁー、アッチッチー!」とその場を退散して、

お天道様の光線を通すしかないワケだ。

・・・っていう勝手な妄想はめっちゃ楽しいな。

・・・いやいや、ゴメン。ワハハのハー。

さて、新宿小田急本館の写真展は、

本日が最終日につき、

これから撤収作業を兼ねて、

そちらへと向かわなければなりませぬ!

では、さらばっ!

んんん?・・・「ポチッ」・・・何の音??

2010年3月8日月曜日

夜は必ず明ける

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先が見えない暗い夜。

この暗闇はいつまで、

そしてどこまで続くのだろう。

しかし、今、暗く寂しい夜がどんなに長く感じられたとしても、

夜明けは必ず訪れる。

だから、暗いうちに起き出して、

日の出を望むベンチ目指して歩いて行こう。



やがて東の空が白み始め、辺りの闇が失せた時。

正面からまっすぐ昇る朝日に出会えるだろう。

その光明は、忘れかけていた「夢」や「希望」

そして「勇気」を濃縮果汁のように含んだ

滋養満載のエッセンスなんだという事に気づくはず。



暫しベンチに腰掛けて、

お天道様のパワーを体一杯に吸収してごらん。

きっと次に来る暗い夜など

ちっとも怖くなくなって、

しっかり乗り切る力が身に付いている筈だからサ。

「誰も一人ポッチなんかじゃないヨ!」


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本日、川崎BEでの写真展は終了します。

ご来店くださったあなた、ありがとうございました。

新宿の小田急2F、サンドリーズ・アレーでの

"MOTOMU TAKAYAMA ART COLECTION" は、引き続き、

3月16日まで大好評開催中です。

こちらにも、どうぞいらしてください。

NEW ITEM も色々ありますよ!

2010年3月3日水曜日

輝く波涛

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オアフ島、

サンセットビーチの「早朝」の波を撮りたいと思った。

ここの海岸の午後から日没にかけては

もう何度も撮っているので、

その美しさは充分に分かっている。

しかし、朝が始まる時間には

陽が昇る東側を山に塞がれているので、

朝のうちは、ビーチは翳っていて

ただ寂しい景色なのか、それとも

何か凄い事が起きたりするのか、

そこを実際に確かめたかった。



やっぱり、思った通り海岸線はうす暗く、

上空を流れる雲だけが明るく眩しかった。

でも、なんとなく、

海に向かって斜めに突き出して立っている

ローカルなら誰でも知っているヤシの木の根元に座って、

暫くの間ボーっとしていたいな〜って思った。

背後の山の上には雨雲が停滞していて

一向に陽光は射してこないので、

「やっぱりダメかな〜・・・」と

半ば諦めかけている時だった、

突然山の上の雲が割れ、

波打つ海上の、ほんの一部分だけに陽が射した。



今まで暗く寂しかった海の表情が

一瞬の輝きを得て、さも誇らしげに

「これでどうだ!驚いたか!」と怒号を張り上げ、

ちょっと気分が落ち込みかけていた俺に

腹を立てているようだった。



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さて、今日から新宿の小田急百貨店本館2階の

サンドリーズ・アレーというおしゃれなエリア内の

スイングスペースと言う場所で

「MOTOMU TAKAYAMA ART COLECTION」という名の

ギャラリー&ニューなオリジナルグッズのコーナーがスタートしました。

新宿駅の南口から西口にショートカットできる

モザイク通りの中程に入り口があります。

3月16日までの2週間、

YukoTeeはほぼ毎日、僕も週末などは会場に居ります。

お近くの方、ぜひお立ち寄りくださいね。

2010年2月25日木曜日

Morning Calm(朝の凪ぎ)

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夜明け、太陽が水平線の向こうに現れる頃、

時として浜辺が静まり返ることがある。

さざ波が寄せては返し、微風が肌を撫でる。

朝凪ぎの波打ち際は、

水平に近い緩やかな角度で射し込む

まだやわらかい陽の光が、

小さいけれど厚みのある波に

しっかりとした影を作る。



一日の始まりに相応しい

爽やかなひと時だ。

一枚目はオアフ島、Lanikai Beach の Morning Calm。

ほぼ真東に向いたビーチで、

キャメルがかった細かい砂が巻き上げられるため、

陰影がよりくっきりと現れる。



二枚目は Kahuku のとあるビーチ。

ここは北東に向いているため、斜め右の方向から陽が射し、

砂が荒く沈んだままなので、

透明な海水がキラキラと揺れながら輝いている。

眺めているだけで、心の奥まで洗われちゃうよーな気がする。

大きな波はもう、大きいというだけでカッコエエし、

写真映りも良く、迫力もあるので当然人気があるのだが、

こんな朝凪ぎのさざ波の方が・・・地味なんだけど、

実はハートに「ジ〜ン」と来るんだよね。

「ジ〜ン」と来たら「ポチン!」


【JR川崎BE】で写真展、2週目に突入!

まだまだやってます。

ぜひいらしてください。

2010年2月17日水曜日

ノーフォーク松のある風景

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ハワイにはあまり似つかわしくないこの木、

日本名は「島南洋杉」と言うらしい。

なぜノーフォーク「松」なのかというと、

オーストラリアのノーフォーク島が原産の「松」だから。

これが「松」かいナ?・・・えーウッソー!

どう見ても杉の木(Cedar)だと思うのだが、

欧米では松も杉もパイン(Pine)と言うらしい。

ちなみに「杉」を英訳すると

「Japan Cedar」と出ている場合が多いようで、

杉を「杉」と呼ぶのは日本人だけって事かもね。

なので、Norfolk Island Pineという英名を直訳して

「ノーフォーク松」になっちゃったって事のようだ。

しかし「島南洋杉」とはなんとピッタリの

和名を考えたものだと思う。


ハワイでは

ラナイ島、ラナイシティの並木や、

マウイ島、カパルアの西の並木がよく知られている。

樹高30メートル以上の大木が並んでいる風景は、

どちらかと言うと北の国のようなイメージなのだが、

見慣れて来ると、これはこれで「ハワイ」なんだと思えてくる。

ちょっと不思議な風景、でも僕はけっこう好きだ。

「ハワイの不思議」にポチ!

2010年2月11日木曜日

ナニコレ・ハワイ-3(樹木編)

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またまた性懲りもなく、

「何コレ?!」なハワイの植物をご披露します。

先ずはこのちょっとグロテスクな木。

トゲトゲの枝にチッコイ葉っぱが

チマチマと可愛く整列しちゃった。


当然、初めて見たので、素性はまったく分からない。

見慣れないから不思議に思うだけなのかもな。

さて次は、

これも「どしちゃったの?」って

思わず聞きたくなっちゃった。

本当は長〜い葉っぱなのに

ギザギザに切れるハサミで短く切られちゃったのかい?

全部の葉っぱにそんなイタズラをされちゃったみたいな

ちょっぴり可哀想な見た目のミョ〜な子。





まったくどうなってるのか、ワカンネー!

「きれい」かって聞かれたら、う〜〜ん、

人間、見た事もないような変なものを見ても

驚きの方が先に立ってしまい、

「素敵」とか「好き」とかのような感情が

湧いてこないものなんだって事がわかった。

そして、最後は、知る人ぞ知る

かの「レインボー・ツリー」。

木漏れ日が射し込んでいた太い幹の部分アップをカシャっと撮ってみた。

この木、かなり太い大木なのに、常に樹皮が剥けて

虹のような色のツルツルの地肌が露出している。

初めて見た時は大感動だった。

なんだか人をハッピーな気分にさせてくれる、

不思議なマナ(パワー)を宿している。

・・・・・ってことで、

あなたは、今回はどれが良かったかな?

コメントにてご回答をヨロシク!

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2010年2月4日木曜日

A NOON of EAST OAHU

11月のある日の午後、

オアフ島の東側のある所で、

ベンチに腰掛けて、

ふと建物の屋根の上に目をやると

緑色に輝くヤシの葉がシャラシャラと風に揺れていた。

ただそれだけの事なのに、視線が釘付けになった。

なぜだろう、とても澄んだ空気の中で

透明の小っちゃな魂(タマシイ)の塊(カタマリ)みたいなものが

眉間からポワ〜ンと膨らみ出てきて

知らず知らず、ゆっくりとカメラを構える自分がいた。

ただそれだけの写真なのに、

なぜだろう、けっこう気になる一枚なんだよね。


僕はオアフ島では特に早朝の東海岸が好きなので、

どうしてもそっちに滞在する事が多くなってしまうのだが、

夕方近くになるとコオラウ山脈が翳りを作るために

なんとなく寂しい気分になってしまう場所も多い。

それでも入り組んだ海岸線のビーチによっては、

西日が山肌を照らす時間帯の寂しげな色合いに

ハートをギューッと鷲づかみにされちゃったり・・・。


なんだか切なくなってきて、

急いでノースのサンセットビーチあたりまで

逃げて行きたくなっちゃったり・・・。

汗ばんだり、ラジバン・・・ヘッ!

「先週の週間OUTの数字は何だったの?」