2007年4月13日金曜日

【輝く風】Between the wave


マウイ、カハナの夕暮れ時、
波の間に露出する岩をスローシャッターで撮影した。
肉眼では寂寞としていた辺りの光景が、
レンズを通すことでちょっぴりメランコリックなものへと変貌する。

遠い昔、家から自転車で15分程の海辺でいつも見とれていた
懐かしい景色が脳裏でオーバーラップする。
僕の「海」に対する原体験の中で、最も身近だった情景。
そう言えばこの、岩にへばり着いた真緑の藻、
ハワイというより、どこか日本的な気がする。

ところがである、いくら似ていても
三浦の長浜の奥のビーチや、伊豆下田の爪木崎などとは
決定的な違いがあるのであるのだー。
(偉そーかな?)・・・それは何か。
・・・何だと思う?

そうです。それは匂いです。
日本の海辺ってどうしてあんなに磯臭いんだろーか。
いつも不思議に思うのだが、
ハワイのどこの海岸に行っても、
あの独特の磯の香りは殆ど匂わない。
何故なんだろう。
そう感じるのは僕だけか?

で、このビーチも然り。
磯臭くない爽やかなマカニに肌を晒しながら、
ラナイ島の向こうに沈む夕陽をぼんやりと眺めていた。

えっ、写真家が夕陽を撮らずにぼんやりしてていいのかって?
いいんです。放っといてください。
実は夕陽そのものを撮る事に、僕はこのごろ飽きてしまったのだ。
夕陽って写真にすると、それこそベタでつまらないから。

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2007年4月12日木曜日

【輝く風】NO RAIN NO RAINBOW


コニタンが歌う・・・雨が降らなきゃ虹は出ない。
確かにそうだ。
ハワイの虹の写真なんて、超ベタベタだが、
今日はコレを載せてしまおう。

オアフのサンセットビーチで見たこの虹は
ホントに素晴らしかった。
人に希望や勇気、そして夢、癒し、笑いを与えてくれる。
たとえベタでも僕等をハッピーにしてくれる
凄いパワーを持っている。

虹が嫌いな人、手を挙げて!!
・・・絶対にいないと信じたい。

もしいたらオレが殴る!

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2007年4月11日水曜日

【Hawaiian Plants】シルバーソード


ハワイの高山植物のなかでも、特に有名なシルバーソード(和名:銀剣草)。
細く尖った葉の表面にはビロードのような産毛が生えていて、
光が当たると銀色に輝いて見える。
春に花を咲かせると、その姿は人の身長を超える。

こいつは手強い被写体で、なかなか絵になる写真が撮れない。

花は付けていなかったが、朝日を浴びて光っていた子を見つけ、
逆光でカシャッ。

・・・おお、イイじゃないか! 君の勇姿。きっとモテモテだぞ!

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2007年4月10日火曜日

【輝く風】何もない事の素晴らしさ


空と、緑の大地と、遥かな水平線。

・・・ただそれだけ。

1メートル近い高さの草の穂を掻き分けながら
歩き続けてこの地に立った。
海まで続く広大な草原の緑を風が激しく揺らすザワーーーザワーーーという
音だけが耳に響いていた。

日々の猥雑なものが脳裏からスーっと消え、
心が真っ白で無垢な状態にリセットされたような感じだ。

何もない単純な風景だからこそ、強く心に響くものがある。
そこがハワイであろうとなかろうと、そんなちっぽけな理由ではなく、
大地と、海と、空気でできている
「地球」という星の明快で簡潔なアイデンティティを
易々と感じ取る事ができるからだろうか。


僕等が棲んでいる地球って、マジに素晴らしいぞー!
と大きな声で叫びたくなった。

でも今回はこの場所がどこなのか、明かすつもりはない。
分かる人もいるだろうが・・・。
なぜかと言うと、
それなりに危険が伴うドライブをしなければ辿り着けない所だから。

それに、ちょっぴり秘密にしておきたい気持ちもあったりして・・・。

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2007年4月9日月曜日

【輝く風】満月が眩しい


満月の深夜、ハレアカラよりマアレア湾を撮影した。
キヘイの町灯りの向こうに月の光をたたえたベイと、フィッシュポンド。
上空の月は、フレーム内に納めると露出オーバーで
ハレーションを起こしてしまう程に眩しく輝いていた。

ハワイで満月を撮ろうとすると、明る過ぎて
露出のバランスがとれない。
なので、この写真には月が写っていない。

凛とした冷気の中で、澄みきった風を頬に受けながら
地球と対峙しているんだという感慨に耽る。
そんな、至福の時を過ごすことができた。
ちと大袈裟だが・・・。


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2007年4月7日土曜日

【輝く風】裸 足 大 好 き

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当然、ビーチでは裸足である。

砂の上を潮が「シャーーー」と引いて行く時の
あの足の裏をくすぐる独特の感触。

誰だって覚えていると思う。

足下の砂粒が少しずつさらわれて行き、
それに伴ってじわじわと砂の中に埋もれていく両足。
くるぶしあたりまで埋没すると、ちょっと焦り始めて
急いで抜こうとするその瞬間に寄せ波にバランスを崩され、
「バッシャー」と倒れてびしょ濡れに・・・。

・・・思い出した? いいんだよね〜すごく。



当然、家でも裸足である。

玄関ドアの外でビーサンを脱ぎ、
素足に白い砂粒が付着したままで室内に入る。
リビングのひんやり冷たい床が心地良い。

ハワイでは、家の外で履物を脱いでから中に入るのがマナーだ。
日本人が入植し、ハワイ全域に根付かせた、
とても素晴らしい「しきたり」だと思うナ。

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2007年4月6日金曜日

【輝く人】イノセンスなおじさん、シグ・ゼーン

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2006年の暮、僕達はあのシグ・ゼーン氏とのコラボレート作品を
制作するために、彼に会いに行った。

シグが案内してくれる撮影現場に向かう車中、「どうしてHiloが好きなの?」と聞いてみた。オアフ島Kaneohe出身の彼がどうしてHiloに魅力を感じ、住むようになったのか、素朴な疑問があったからだ。
その答えは「Hiloはハワイ中で一番メロウな場所だからさ。」という単純明解なものだった。
「ハワイはどこも全てメロウだと思うけどな。」と僕が言うと、
「なかでもHiloはスペシャルなんだよ」だって。
Mellow・まろやか・ゆるやか・・・う〜ん。
僕等にはオアフの都市部を除けば、
ハワイにはいっぱいメロウな場所があると感じるけれど、
彼には違って見えるらしい。


そう言われれば、確かにHiloには
町にとてもしっとりとした空気が漂っている。

しかしSigという人物は、そんなHiloのぬるさとは裏腹なのだ。
強い意志を奥に秘めた瞳の輝き。
ハワイを深く愛し、ハワイの文化と植物との関わりを
大切にしながら活動するそのハートは、とても熱い。

メロウな土地に触発されて作る彼の作品はどれも、
その個性が際立った光を放っている。
だからこそ、いつまでも世界中の人々に愛され続けるのだろう。
Sig, You are my good friend forever.