普段はあまり観光スポットに行って写真を撮る事はしない。
そこには当然、世界中からツアー客がワンサカ集まって来る。
記念写真や風景をパチパチやっていて、
そこがどこなのかが一番重要な「ここにも来たヨ」的な証拠写真を
撮って満足している。まぁそれも有りだと思うけどね。
そして、そういう所にだってもちろん「LINO MAKANI」は存在する。
というより、言わば観光名チックな所ほど
「LINO MAKANI」の要素が沢山あったりする。
でも、観光客がいっぱいで、結局は撮影を諦めなければならなかったりする。
観光ガイドブックに載っているような写真を撮る気はないけれど
「行った事がないというのもなんだか癪だし、
何か気持ちのいい写真が撮れればいいや」ぐらいのノリで
あの "Hana" に行ってみる事にした。
ナロウでワインディングな道 HANA HWY. は、クルマ好きの僕としては
自分でドライブしたかったが、今回は写真を撮るのが目的なので、
現地で長年ツアーガイドを営んでいて、このルートを誰よりも
熟知している日本人 Mr. K に運転をお願いした。
彼は本当に素晴らしいガイドで
「この時期、この道ならあの場所に何時ごろ行けば、
こんなものを見る事ができる」
ということが全て頭にインプットされているのだ。
それはプロとしてのプライド?・・・いや、それだけではないナ。
彼はこのマウイ島を丸ごとそっくり愛しているんだ。そうとしか思えない。
さて、そんな名ガイドが薦めるポイントに到着したら、
僕はただそれを撮りたいかどうかを決めるだけでいい。
いつもと違って、こんなにオキラクな撮影ツアーでいいのかなんて気もするが、
撮る事に集中できる分、これは本当に助かった。
なんでこれがハイウェイなの?
と思うくらいクネクネと曲がりながら細く続くHANAへの道。
大自然の中をただひたすら走っていると、
地球はなんて美しい星なんだろうと改めて感じる。
樹皮が剥けた所に虹色の模様が現れるレインボーツリーの森。
群れを成して海岸近くまでやってくるドルフィンの群れ。
僕は自分が追い求めているテーマ「LINO MAKANI・・・輝く風」を
撮りたくてここまでやって来た。
見えるもの、聞こえる音、肌をなでる風、匂い。
こんなに素敵な光景をまるごと写真に収める事ができたらどんなにいいだろう。
でも僕にできるのは、
ファインダーを通して視たものを画像として残すことだけなのか。
写真として、アートとしての完成度よりも、
風の音や波の音が聞こえてきそうな写真を撮ることはできないのか。
見る人のハートを揺さぶり、眼に焼き付いて離れない写真を撮りたい!
などと考えながら車に揺られていた。(IIに続く)
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2007年3月12日月曜日
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2 件のコメント:
求さん、こんばんは~☆
今度こそ、カキコミ出来るのか!?
何度目かの挑戦をしてます(汗)
で、このブログ!
「ブログで、アップしちゃうの???」
と勿体無く思ってしまった程
お写真が良いのはいつものコトだけど
文章から光景が目に見えるように鮮やかで
ワクワクしながら読ませて頂きました!
これから求さんの肉声を、ココでも知るコトが出来るだなんて!
ホント嬉しい限りです♪
「LONO MAKANI」から届く
ハワイの光と風に出逢えるコトを楽しみに
通わせて頂こうと思います☆
葉音さん。
良かったーー!
コメント頂けて嬉しいです。
ぼくも「おうちでハワイ!」よく行きます。
ハワイ好き同士というシンプルな関係ですが、
これからもお互い頑張って行きましょう。
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