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いつもの事だが、ハワイ島での撮影は、
他の島に較べるとなぜかテンションが下がる。
だから、起床もゆっくりになる。
いつもなら朝は暗い内から車であちこち走り回るのに。
で、その日は、夕方の海でも撮ろうと思い、
一人で19号線を北に向かって漫然と走っていた。
ふとルームミラーを見ると、
青い回転灯を光らせたバカデカいトラックが
べったり後ろにくっ付いていた。
「オーマイガッ!」
とにかく落ち着いてスローダウンしてみたが、
ヤツも一緒に速度を落としてやがる。
仕方なく路肩に停まった。
ミラーで様子を見ると、ポリスが腰の拳銃に手を置きながら
こっちに歩いてくる。
「両手を頭の後ろに組んで出てこい」なんて言われるのか?
ビビりながら窓を開けて待つ。
ポリ「クジュレッミースィーユァドゥライヴァースライスンス?」
オレ「シュッ シュアー」
聞かれてもいないのに「アイアムアツーリストフロムジャペーン」
ポリ「ユーヴパスポー?」
ヤベ!!部屋に置いてきた。
オレ「イャー、バッ、アィハブノッナウ」
ポリ「イッワズセクスティファィヴマイルズユアンダストゥッ?」
オレ「ワォ!セクスティファィヴマイルズ?ノーアイディドゥン」
・・・オッ今ニコっとしたぞ・・・
ポリ「オケ、ユハフトゥキープ、フィフティファイブオアアンダー
オンディスロード、ユラィ?」
オレ「ヤーアィノゥ」
ポリ「ユテイケァ、バーィ」
って、ウインクしながら笑顔でパトカーに戻って行った。
メチャイケメンでカッコエカッタ!!
で、なんだか幸せな気分になっていた。
1枚目の写真はその日の夕方の誰もいない海岸。
2枚目の写真は、翌日の朝、真っ黒い溶岩の隙間から生える
不思議な草。太陽の光で黄色く発光しているように見えた。
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2008年11月9日日曜日
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4 件のコメント:
カタカナ英語を読みながら…アメリカのTVドラマを観ている様なドキドキ感を味わいました(*≧m≦*)
あ…お久しぶりです♪
文葉さん、本当にご無沙汰でした。
でも、覚えていてくれて嬉しいです。
カタカナ英語って、例えば
「アイ、ウィル、ゴートゥ・・・」って書くと何だか教科書的で変でしょ。
それよか「アヲゴナ・・・」みたいな方が、
一瞬ナヌ?だけど、分かる人には断然それっぽくてリアルなんだよね。でも、ちと読み辛かったかもですね。
ってか、この会話、英語より関西弁で書いた方がもっとオモロかったんちゃうかな?
と反省してまンネン。
文葉さん、これに懲りずにまた来てね。
ハワイ島、ボクはいつかヒロのしっとりとした空気を撮ってみたいなと思ってます。昔、クルマで島を一周したときにほんの2、3時間滞在しただけですがかなり独特の雰囲気を持つ町でした。ちなみにヒロからワイメアに向かう途中、真っ赤なカマロのポリスマンに追跡されました。同じく笑顔で「気ぃつけや」って見逃してくれました(笑)
Hiroさん、
ハワイのポリスマン、なんだかいいんだよね。
「気ぃつけや」言うときの空気が
「ここで見逃すんは2人だけの秘密やで」的な
ウインクが付いてきて「ハイ!ありがとう。」って
めちゃ嬉しくなるやんかぁ。
日本人に少し甘い所があるのかナ。
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