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ホノム・・・
ここはホノカアボーイのレオが一目惚れしてしまったマライアが、
アイスクリームを売るバイトをしていた
オーガニックショップがあるところ。
小さな町(村)なのに、ギャラリー(画廊)が数軒あって
なんとなく違和感がある。
入ってみると、中はアカカ滝にちなんだ土産品を売っているお店。
確かに、滝を描いた油絵的なアート作品も、
値札付きで壁の上の方に飾ってはあるが、
全然売る気がないのか、ホコリをかぶってる有様だ。
そう言えばハワイでは、小さな町ほど、
ただの観光みやげ品屋さんなのに
平気で"◯◯GALLERY"と名付けて
商売しちゃっている事に気づいてしまった。
原作の中に幾度と無く書かれている、
日系移民のタニモト氏がハワイ島に建てた4軒の映画館の内の1つで、
1931年に創業した"HONOMU THEATER"。
アカカ滝に行く時には、この建物の前を必ず通る。
映画しか娯楽がなかった時代に、毎晩でも行きたくなるような、
とても都会的なセンスで、渋い外観が今でも絵になる。
当時としては十分にお金を掛けて建てられた、
魅力的な建築だったのだろう。
上の写真は3年前に撮った姿だが、
その時は既に廃屋と化していた。
昨年10月には確認できなかったが、
今はどうなっているだろうか。
店並みの奥の方に建つ"ISHIGO'S"も、名前からして
日系人の経営なのだろう。
1910年創業と言うから、かれこれ100年もの間、
この地でお店を営んできた事になる。
今は3世か4世に受け継がれているのだろうか。
イエローの外壁に真っ赤な窓枠、グリーンに塗られた庇。
こっちはホノムシアターに比べると、
アッチャー、やちゃった! と言いたい位、
めちゃくちゃ趣味の悪いカラーコーディネートなのに、
こんな田舎の町並みに何故かしっくりマッチしていた。
ちょっと外れた所には、もう何年間も放置されたままの廃屋が
曇り空の下で寂しげに佇んでいる。
・・・そんな、ハワイの古くて懐かしい町並みを
自分の足てゆっくり歩いて見てまわるのも
たまには・・・いや、たまらなくイイと思う。
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2009年2月25日水曜日
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4 件のコメント:
今回の記事、写真はもちろん、文章も光景が目に浮かぶようですごくイイです。で、ものすごくヤバいことにネイバーアイランドを撮ってみたい気持ちが沸々と沸いてきました。先月の撮影のためにNYからHIにレンズ取り寄せちゃったから(円高メリットでね)もう資金が底をついちゃったのに...(涙)あと二つくらい仕事増やさないと(泣)
シアターまだありました。去年の12月の時点では。
ただ気になったことがひとつ。
丁度人がやって来てなにやら作業してたような記憶が・・
そのままずっと残っていて欲しい、かなり自分勝手な言い分ですが。
HIROさん、どーも。
このブログでOld Hawaiiのカテゴリーをやると、結構気にしてる方が居られるみたいで嬉しいっすが、僕としては、LINO MAKANIのテーマからは逸脱するので、あまり多くはやれません。また、ネタもそう多くは持ってないし。
でも、それを抜きに考えれば、古いハワイの町や建物はできるだけ撮っておきたいナ。
確かにHIROさんが言う様に、ネイバーの島にはそれなりの重みが漂う町が点在していて、悲しい歴史が想像できちゃったりして、不思議に魅力的だし、時間が止まってしまったような感覚に浸れるから、そこに居られるだけで良かったりするよね。
ayakameさん、まだありましたか、少しホッとしました。
でも、この頃は取壊したり新築したりはあまりせずに、改装して使い続けるパターンも多いようだから、そのまま朽ち果てるよりは何かのお店として再利用された方がいいと思います。そのまま残っていて欲しくても、それすらも維持費がかかるでしょうからね。
カウアイのハナペペでもシアターが放置されていたけど、改築して何かに使えないのかナー。
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