美しきアイランド 奄美・沖永良部島 - 1

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たった２泊の滞在だったのに、

この島に僕はグイグイと引き込まれてしまった。

珊瑚礁が隆起してできた島だから、

火山の噴火によってできたハワイの島々とは

生い立ちは根本的に異なるのだが、

島の産業の大部分がサトウキビの生産農業というところなど、

昔のマウイ島にちょっと似ているかな・・・という

安易なファーストインプレッション。

先ずは小さなボートに乗って海から島を観る。

海水が澄んでいて、その碧さにやられた。

海底に模様があるのは

珊瑚の白い砂と

黒い岩の部分があるからか、

初めて見る美しさだ。

山の斜面には野生の蘇鉄が

びっしりと繁っている。

太陽が雲間から光を射ると

そこにできる陰影が

刻一刻と移ろいでゆき、

面白くて時を忘れてしまう。

夕方近く、陸に上がりサトウキビ畑の中を歩いていると、

道の先に輝く海。

初めて来た場所なのに、なぜか無性に懐かしい。

不思議な感覚に包まれたのは、一体何だったのか？

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