2016年9月11日日曜日

9.11に思うこと・・・World Trade Center



今、健在なら43歳になっていたはずの
ワールド トレード センター。
マンハッタン島の南の端に聳え立っていた
この巨大な2棟のビルが、


15年前の今日、2001年の9月11日に
突如として消滅した。


僕は1981年と1982年にNYを訪れ、
WTCのツインタワーを
いっぱい撮影した。


1973年に完成してから
ちょうど10歳になっていた
この威風堂々とした姿は、
マンハッタンの
様々な場所から捉えることができた。


なんだかその事が面白くて、
奇抜なアングルを見つけ出すことに
妙に熱中したのを
今でも鮮明に覚えている。


スケール感が狂う程の古い建築とのコントラスト。
ピッタリ重なって1棟にしか見えないアングル。


それは、当然2ヶ所あるわけで、
もちろん両方とも押さえたりした。


レトロなビルの尖塔の向こうに
辛うじて観える夕日を浴びる姿・・・。

世界貿易センタービルは、
古き良きエンパイアステートビルやクライスラービルと並んで
摩天楼の象徴的存在だった。


あれから18年経った2001年9月11日、
(日本時間では夜の11時頃だったろうか)
オフィスで仕事をしていて、
ふとリビングのTVを点けた途端に
映し出された驚愕の光景。


驚きと悲しみで涙が止まらなかった。
・・・
そして15年後の今、
当時のアナログフィルムをデジタル化した
膨大なデータの中から
WTCビルの画像を少しだけ
ピックアップしてみたというわけ。

これがWTCに手向ける僕の
鎮魂歌。

さて、
"GAZE at AMERICA 1980'S"
「1980年代のアメリカを見つめて」
と言うテーマで、当時のアメリカ本土〜ハワイ。
そして現在のテーマ "LINO MAKANI" に繋がる、
 高山 求の写真家としての
足跡を辿る写真展を
近々開催したいと
考えています。




2 件のコメント:

kayo さんのコメント...

求さん、こんばんは!この間コメント投稿したつもりだったのですが、上手くできてませんでしたね。PCのクラッシュ残念でしたね。3.11で大切なモノが壊れてしまって、大切なモノって何なんだろう?って色々考えさせられました。求さんにとってデータが消えてしまうのは自分の一部を失うに近いのもがあると思います。でも求さんにとって大切なモノがしっかり残っているから、次へ進めるのですよね。求さんが前進してくれて、私達は過去を見ることができるってなんだか面白いです。

Motomu Takayama さんのコメント...

kayoさん、コメントありがとう。ブログは最近、書いたらそのまま放置していたりするので、気がつかずに失礼しました。過去を振り返ることって本当はあまりやらないのですが、3.11だけはどうしても忘れられないので、追悼の意味を込めてアップしました。そして次へ進んでいきます。