2007年5月8日火曜日

【輝く風】Q u i e t W a v e


Kaneohe Bayの晩夏の夜明け。
陽は未だ昇らず、水面は静謐を極めている。
聞こえるのは微かな小鳥のさえずりだけ。

平穏な風のそよぎを肌に享け、感覚中枢が目醒め始める。
投錨した帆舟のマストを忠実に映しだすさざ波。
妖しく横たわるKualoa Pointの森陰。
青黒い雲の間で徐々に輝きを増す黄金色の宇宙。

こんなにも美しい光景を独り占めしている僕は、
今この瞬間は、間違いなく世界一幸せなおじさんだな。
・・・なんて思ったりして・・・ゴメン。

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2007年5月6日日曜日

【輝く風】ありふれた光景


ハワイならどこにでもある普通のもの。
いや、ハワイに限らず南の島なら、いつでもどこでも目にするもの。
別にことさら写真でお見せするようなものでもない。

ところが、こうして陽の光を受けている所をクローズアップにすると、
もうそれだけで1枚のアートになってしまうのがハワイの凄いところだ。
フレーム内に収められた空気感が、その場の温度や匂いまでも連想させる。

身近にあるもの、でも見落としがちなもの。
そこに潜んでいる温かく優しい何か・・・
・・・そんな、人の心を癒してくれる光景を探し求めて、
「LINO MAKANI」というテーマの下、
僕はこれからもハワイを撮り続けていこうと思う。

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2007年5月5日土曜日

【輝く風】A deserted house in Lahaina


ラハイナの海沿いの通りに面した外れで、廃屋を見つけた。
1964年にアニマルズが歌って大ヒットした「朝日のあたる家」の
もの悲しいフレーズ、"♪There is a house in New Orleans〜"を思い出した。

しっかり海が見える一等地なのに、ポツンと取り残された1軒の家。
寂しそうな佇まいが、周囲の空気に全然つり合わない。
僕が撮る、LINO MAKANIというテーマにもそぐわない。

しかし、これもハワイの現実の一部分なのだろう。
チャイニーズやジャパニーズはもちろん、ネイティブハワイアンまでもが
マイノリティとして居心地の悪い思いをする街、ラハイナ。

うわべだけを見ている日本人観光客には分かり得ない、
深い根っこの部分にある人種的な軋轢、そして葛藤。
アメリカ人達が闊歩する日向の反対側で、
未だに暗い歴史を引きずりながら日陰を歩く
彼等の苦悩の色が漂っている街なのだ。

でも、卑屈になってばかりはいられない。
ハワイの中では特有のラハイナという街の保守的な空気も、
アメリカ本土の田舎町に行けばごくごく当たり前で普通な事だし、
それを感じるか感じないかは自分次第。
そんな事を気にしていたら、いつまでたっても過去は消えない。
少なくとも俺は躊躇せずにこの街に溶け込んでいってやる。

そんなことを思いながら、この写真をもう一度見直してみた。
う〜ん、なにもそんなに重く考えることなんかないよ。
きっとこの家の住人だって
もっと快適で大きな家に引っ越したんだろ。
そうさ、そうに決まってる・・・。

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2007年5月4日金曜日

【 Hawaiian Plants】緑の怪物


Waikaneの家の庭には巨大なモンステラが生い茂っていた。
朝まで降っていた雨に濡れて、キラキラと輝いている。

ウインドワードのこの辺りは風も強いせいか、
葉の表面には風を通すための穴が無数に開いている。

以前にハワイ島のジャングルの中で見たものには、
穴が一つも見当たらなかった。
きっと、風が吹かない場所なのだろう。

棲む環境に順応しながら生きて行けるモンステラは偉い。

深い緑の大きな葉をゆっくり揺らしている姿は
やっぱりモンスターを想像してしまう。
だから「緑の怪物」。

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2007年5月2日水曜日

【ハワイに棲む者達】1本足のハト

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息子と妻がビーチで遊んでいる間、
僕は木陰でボケーッと微睡んでいた。
穏やかに繰り返す波の音と気持ちのいい微風が
否応無しに眠気を誘う。


何羽かの真っ白なハトが浜辺で食事をしている。
すると、その中に片足だけでピョンピョンと跳ねているコがいた。
悪い方の足を引込めて、首を上下左右にせわしなく振りながら餌を探している。
明らかに他のハト達より真剣だ。


身体にハンディキャップがある者は、健常者よりも何倍も努力して生きていかなければならない現実。

楽園ハワイに棲むハトの世界ですら、変わりはないのだ。

「大変なんだな〜、どんな世界でも。」と心の中でつぶやきながら、この写真を撮り終えた後、どうしても睡魔に勝てず、ゆるーい眠りに落ちて行く自分がなんだかとても情けない奴に思えたっけ。




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2007年4月30日月曜日

【輝く風】強く生きる木


LAU HALA(PANDANUS)のように見えるが、そうだろうか。
木の種類はさておき、
マウイ島の北側をドライブ中に見つけた、険しい崖の中腹で活きる木。
海を見下ろしながら、孤独に耐え、踏ん張っている姿は、
尊敬と哀れみと羨望をごちゃ混ぜにした複雑な気持ちにさせられる。
この木がもし男性だったら、かっこいい生き方だとも思ったりする。

さて、今日で吉祥寺伊勢丹での写真展が終わりました。
こ来展頂いた皆様、有り難うございました。

次回は、5月9日から14日まで、伊勢丹相模原店で開催します。
本ブログには載せていない作品も数多く展示する予定です。
オリジナルプリント作品をまだご覧になっていない方、是非どうぞ。
そしてお気軽に声を掛けてください。
お待ち致しております。

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2007年4月27日金曜日

【 Hawaiian Plants】Water Lily



ハワイでは淡水池などでよく目にするウォーターリリー。
日本の蓮と良く似ているが、細く多弁な花びらの色は
ホワイト、ピンク、オレンジ、パープル、ブルーと多様である。

花の中心部はどれも鮮やかなイエローをしていて、
プルメリアやハイビスカス、アンスリウムなどの
トロピカルな花にも負けないくらいの強い存在感がある。

昼間は花びらを全開にして咲き、夜は蕾の状態にもどるが、
朝になると再び開花する。

このブルーとピンクのウォーターリリーは、
同じ池に同時に咲いていたものだ。

僕にとってはどうしても見過ごせない、大好きな花である。

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